アトミックブロンド
今晩は。ドロです。
今回は「アトミックブロンド」
監督はデヴィッド・リーチ。主演はシャーリーズセロンです。
ベルリンの壁崩壊前の1989年。
ドイツ・ベルリンが舞台。英国諜報機関MI6の女スパイ、ロレイン・ブラフトンのお話。
「機密情報が奪われた。ベルリンに潜入し、取り戻してこい。」
映画ブログなんて観に来てくれてる皆様ですし、シャーリーズ・セロンの代表作やらなんて皆まで言う必要はないでしょう笑
デヴィッド・リーチ監督は「ジョン・ウィック」にてスタルスキ監督と共同制作にあたり、単体での監督作品としては今回の「アトミックブロンド」が初になるそうです。
いや…本当に初監督作品?え?いやー…センスに脱帽です。スパイ映画の常識なんて言うと、スーツにブランデー、葉巻にジャズみたいなところがあるじゃないですか。豪華なパーティにやら出席してキザに情報を集めてみたり、かといって戦闘もお手の物、ピンチも華麗にかわしてズドン。「ドロ。ドロ・ウィルソン。」やら
「666は悪魔の番号だ。」なんて言ってみたり。
そんなスパイ映画のイメージを思いっ切りぶち壊してきた。アングラな泥臭いスパイの日常、ネオンに照らされて艶めかしく光るセロンの裸体はまるでディストピア映画の中の様。スパイ映画のバックよりかは退廃的なSFのソレ。当時のベルリンなんて知ったこっちゃないが、スクリーンの色使いやなんやらは完全にネオ東京やブレードランナー、ゴーストインザシェルやらのSFのそれ。途中でなんの映画をみてるのかと思うほど。要所要所にスプレーで書いたようなテロップの演出は「ジョンウィック」を髣髴としましたね。
ロレインの拠点(恐らくラブホテル)は何故かデモリションマンの電脳セックスのシーンがフラッシュバックしました。(知るか)
そんな世界観にいる、シャーリーズセロンが本当にエロくてたまらなかった。こんな42歳おるんか!?
ラブシーンではフランスのスパイ「デルフィーヌ」と激しくまぐわうのですが…これは…木曜洋画劇場で初めて「ワイルドシングス」の過激な予告を見たある小学生が、期待と興奮を胸に秘め当日を迎え、人生で初めて目撃したレズセックスとそこに男を加えての3Pを見た時並の衝撃だったと言う…。これは…R15です。(因みにワイルドシングスもR15指定作品だったのに民放で流れてましたね。古き良き木曜洋画劇場。復活を望んでいます笑笑)
エロさと言えばジェームズマカヴォイも光っていました。僕の中では「ウォンテッド」や「X-MEN」のイメージが強いので怪しい魅力を放つキャラクターは新鮮です。だがこれハマってましたねー。敵か味方かわからない、粗野で読めないキレる男パーシヴァル。個人的にマカヴォイはヒール系の方がかっこいいですね。
音楽も、ズンズンとくるロックやEDMの様なアップテンポな選曲。音楽と映像のシンクロは「ベイビー・ドライバー」を思い出させましたね。しかしだ!ここぞと言う場面では音楽を使わないんですよ。血なまぐさい戦闘シーンでは無機質な鉄の音や銃声。肉を抉る、肉を打つジューシーな音。骨の軋む音。だけが響くんです。そうすると、まるで戦闘に命を懸けてるロレインの集中力と一体化してる様な感覚を味わいました。いくら腕利きのスパイでも女性。屈強な男達を倒すのは生半可じゃない。リアルに描かれた血塗れのアクションシーンは本当に生唾ものでしたよ…。
特に終盤、階段を降りながら死闘を繰り広げるシーン。これ恐らくワンカットだと思うんですが、圧巻でした。すごい気迫。ここに限らずカメラワークは面白いものが多くて好きでした。CGかドローンも使ってるかと思うんですが、そこらへんはもう少し洗練されていくかなと期待しています。
これだけ泥臭いと、華やかなスパイ映画が好きな方には嫌われちゃうでしょうか。いやアクションだけじゃないですよ。しっかりスパイらしさも残してくるエンディングが待ち受けています。
ところで皆さんは「メタルギアソリッド」と言うゲームをプレイしたことがありますでしょうか?プレイしたことのある方は終盤からラストにかけて、ある男の姿がロレインに重なって見えてくるかもしれません…。
???「ええ。誰も気付いていないようです…。」
これだけ褒めてきましたが、ひとつだけ鑑賞にあたって勧めることがあります。登場人物や組織が多いので、HPの相関図は目を通しておくといいと思います。加えて当時の情勢なども齧っておけば楽しさは幾分か変わってくるかなと。結構な頻度で場面が変わる印象があるのと、情報量が多いので整理しながらみないと目的を見失いそうになるかもしれません。
アトミックブロンド公式HP http://atomic-blonde.jp/sp/index.html
果たしてロレインは情報を取り戻せるのか。
裏切り者は誰なのか。
機密情報に書かれた真実とは。
それを知りたい方は是非、劇場へ。
それと…1番大事なこと。忘れてはいけない。
シャーリーズセロンのおっぱいが観たい方も是非、劇場へ。これは…宿命。
なんて!笑笑
ではまた次回!ありがとうございました!
夜に生きる
いまからする事をやり切るには、少しばかり準備が必要だ。
まずはグラスを用意する、重さを感じる上等なものがいいだろう。その中に丸氷をそっと入れる。中の注ぐ琥珀色の液体はグレンフィディック12年。そこまで上等じゃあないが、充分だ。パンチが弱い?関係ない。なにより俺はこいつが好きだからだ。
ボトルは横に置いておけ。2時間は短くない。
次に俺はシガーカッターを取り出した。今日のもう一人の相棒はロミオyジュリエッタのNo.2だ。マッチでゆっくりと火をつける。できるだけ空気を孕ますように、満遍なくじっくりと…。火が消えると同時にロミオの芳醇な香りが部屋に立ち篭める。
さぁ…大方、準備は整った。
ギシっと、一人で座るには大きすぎるソファーが音をたてる。俺は深く腰を沈めるとグレンフィディックに口を付けた。
次いで、テレビのスイッチを入れる。これからの2時間はとある男の生き様をみる。
さてさて、今晩は。ドロです。今回はベン・アフレック監督、主演作品「夜に生きる」です。
ノワール感を意識したので、ちょっとかっこつけて始めてみましたが如何でしょうか。気に障りました?笑
実際、こんなハードボイルドな空気感が好きな方はまずお勧めします。世界観はすごい良いのでそれだけでも一見の価値ありでございます。
時は禁酒法時代のボストン。1920-1930年あたりですね。
主人公のジョーは、第一次世界大戦から戻ると人生で従うべきルールはない。と無法者へと身を落とす。犯罪に手を染めていくうちに、マフィアのボスの愛人であるエマと恋に落ちてしまう。それは禁断の恋。バレてしまえば命は無い。エマとの出会いがジョーの運命を大きく狂わせていく…。
といったさわりですね。
マフィアとかギャングのクライム映画ですが、LAギャングストーリーやTVゲームL.Aノワールの様な40.50年代の雰囲気とはまた違った、暗く、どんよりとした空気が漂っています。
ですがこのボストンのブルーのフィルムをかけたような画面のタッチが、冷たくもクールでした。
ギャングでマフィアでクライムなんて言うとパブリックエネミーやゴッドファーザーなんかを連想しがちですが、終始そういった雰囲気の作品ではないです。銃撃戦やカーチェイスなんかも勿論ありますが、クライムに主眼を置くと言うよりかはラブストーリやヒューマンドラマのテイストが強いと思います。ベン・アフレック演じるジョーも無法者→ギャング→マフィアと世間的には悪だと思われる立ち位置の人間として生きていきますが、真面目で正義感のある性分が滲み出て目に見えてきます。
マフィアの世界じゃ、ちょっとヤサオ過ぎるんじゃない??なんて思ってしまうほどには。最後に悲劇が待ち受けていますし、多少は冷酷になりますがそれでもまだマフィアらしくはない。優しい人。(めちゃくちゃかっこいいのは確か)
しかし、最期のクライマックスの戦闘シーンでは「やるときはやる男」ヤサ男の部分は何処へやら、非情に冷酷に。とてもカッコいいジョーの姿を拝めます。
欲を言えば、個人的にはもっとハードな シーンも見たかったです。グロテスクやバイオレンスを使わなくても、もっとエグみのある作り方は出来たはず。ただ元となる作品があるそうなので、あまりにかけ離れてしまえばリスペクトに欠けますね。
なので良くも悪くも、わりとあっさりとしてる印象。クライムムービーは何処かカタルシスを感じるような幕引きが多いですが、暖かい終わりでした。勿論、因果応報と言うように自分がした事は自分に返ってくるようにジョーにもいくつかの悲劇は訪れるものの、全編を通して振り返ると寒色のスクリーンが徐々に暖色になっていくような…そんな構成。ジョーがマフィアなのに人間味に溢れていると前述しましたが、ジョーは世間的には悪人に落ち、夜に生きつつも最愛の人をみつけ自らの立場とは逆に、冷め切った心から、愛のある暖かい心を取り戻していってるのかもしれませんね。
因みにジョーはバットマン。本妻となるグラシエラはガーディアンズのガモーラです。MARVELとDCの垣根を超えたラブシーンが見られますよ!笑
吹き替えだと、ジョーの運命を狂わせた女である、エマの声を声優の朴璐美さんが演じられてます。ガーディアンズではガモーラの声をあてているので「そっちか!」とファンならではの違和感があるかもしれないですね。笑笑
ただ、役の印象的にはマッチしてました。声優さんの采配とは、こうあるべきと思いますね。
秋の夜長には是非ともオススメの作品、ビシッとスーツで決めて、ウイスキーとシガーを用意して鑑賞すれば、あなたも禁酒法時代のギャングです。iTunes Storeでもレンタルできますよ!
ではではまた次回。
次回は「メッセージ」「アトミックブロンド」「アウトレイジ最終章」あたりでしょうかね。
お楽しみに!
ハードコア・ヘンリー
こんにちは!ドロだぜぇえええ!!!うぉおおおお!!!
今回は「ハードコア・ヘンリー」だ!!!!
ぶっこ◯して!!ぶっ◯ろして!!ぶっころ◯まくってやる!!!!復讐の炎は消えねぇええええ……。
ふぅ…。
さて、邦題だと「ハードコア」だけなんですが、僕的には「ヘンリー」はつけなければならないんですよ。映画見終わればそう思うはず。
『気がつくと俺は身体をサイボーグにされていた。愛する妻を取り戻すまで、俺に向かってくるやつは皆殺しだ。』
本当は公開当時、劇場に行くつもりでいたんですよ。この映画。ただね、今まで一人称ものの映画で当たりを引いた事がなくて…レンタルにしようと見送ったんです。しかし今、タイムマシンがあるのならその時の自分を「劇場に行け!!」としばき倒して引きずってでも連れて行きたい。
正直舐めていた。
チープなバイオレンスに意味のわからない勢いだけのストーリーになるんだろうと。勢いと疾走感でどうにかしちまえ!と。そう「アドレナリン」のようになるんだろうと。(アドレナリンシリーズも大好きだけどね!!)
いやこれ、本当とんでもないですよ。ストーリーも中々面白いし、シーンに合わせた選曲も好き(個人的には荒野の7人とラストのクイーンね)ちょいちょい挟んでくる息抜きのようなギャグも、無言のヘンリーが可愛らしくみえたりして最高だ。
バイオレンスを期待して見たら勿論大満足な上に、ストーリーも!?音楽も!!?こんなに頂いてしまっていいんですか!?ってな事になる。B級感を覚悟して見てるからってことも作用してハードルが下がってるのかもしれないですが、僕は大満足でしたよ。頭空っぽにしてバイオレンス詰め込んでました。
ゲームのFPS視点で終わりまで駆け抜けて行くんですが、展開や銃撃戦のアクションシーンなんかもかなりゲーム的。視点の移動はリアルなので揺れが大きいんですが、視点の動かし方なんかまるでゲーム。ゲームが好きな人は漏れなく好きだと思います。
ストーリーも分かりやすいです。
⚫︎なにがなんだかわからないまま戦いに巻き込まれる(ここで伏線と動機づけ)
⚫︎とりあえず謎の存在に従い、戦う(身体がなれてくる)
⚫︎真相が見えてきて敵が明確に(目的の為に戦う)
⚫︎友情そして、ラストまさかの真実、展開。(伏線の回収)
ザクッとこんな感じです。
王道で、あるが故に盛り上がる!変に捻りを入れてないおかげでどんどん引き込まれて行く。一人称も作用してまるで体感型のアトラクション。
バイオレンスシーンもほんと気持ちがいい。力技でゴリゴリー!!!華麗にスパッスパッ!走り!壁を駆け上がり!殺す!!!!疾走感はあるし、なんせヘンリーはサイボーグなんで多少の無茶も効くんですねー。スプラッタってよりかは題名通りハードコアって感じでしたね。
とまぁここまで大絶賛しているんだけども、FPS視点で酔ってしまう人と、グロテスクが苦手な人は観ない方がいいですよ。ハードコアって題名なんですから。わかるでしょう?
さぁて…じゃあ早速観てもらって…お前は誰をハードコアするのか決めたら、俺に教えてくれよ。ヘンリーの物語は終わった。次は俺たちだろう?
Good night.
なんてね!!!
次回はベンアフレック主演の「夜に生きる」になりそうかな。いつも閲覧ありがとうございます!
ではでは。
ダンケルク
お久しぶりです。ドロです。
仕事が忙しくて、なかなかまとまった記事ができませんで…。
そんな中「ダンケルク」鑑賞してきましたー。
まるでドキュメンタリーのような映画でした。正直なことを言うと、僕はあまり楽しめなかった。と言ってもこれは単に好みの問題でして、作品としては素晴らしい出来だと思います。
僕は映画はエンターテイメントであるべきと思っているので、ドキュメンタリー系の映画はあまり観ることは多くないのですが、今回はノーラン監督作品だということで行って参りました。
クリストファー・ノーラン監督はクリスチャン・ベイルの「バットマンシリーズ」や渡辺謙が出演した「インセプション」などの監督もやられております。
この監督CG嫌いで有名でして、「まさかな…」ってなシーンもセットを使って撮影していることが多いです。今回のダンケルクでもかなり頑張ったそうです。正直、CGに見えるシーンは1つもありませんでしたね。CGの技術が向上していても、なんとなくわかるもんですが今回はわからなかったですね〜。全編CG無しだとしたら恐ろしい執念ですね。
そのせいか今回の没入感は物凄かったですね。映画が始まりボーッと観ていたら、急に弾丸が飛んできました。あと少しズレていたら死んでいたかもしれません…。ほんとに驚きました。その後も度々死にかけました。撃たれ、溺れ、挟まれ、爆撃され…追い込みに追い込まれ…ほんとに戦場に行ったような気さえするのです。
そのリアリティに、より拍車をかけていたのが、「音」だと思います。最初の弾幕による襲撃をうける時点で身体がビクッとなったと同時に感じました。「音デカくね?」と。そのシーンだけのものではなく、空爆のシーンや戦闘機のエンジン音、被弾音…。
他の映画に比べて効果音が大きく感じた、というか実際に大きかったです。劇場の問題かもしれないので一概には言えないのですが。
しかし、どちらにせよそのおかげでダンケルクの追体験を、より大迫力で体感できました。
これがノーラン監督の意図的なものなら流石だと思いました。自分の命を脅かす弾丸の、耳元を掠める音が小さいわけがないですからね。
しかし、それにもましてこの「音」の効果による恩恵があったのは戦闘機スピットファイヤのシーンでしょう。僕はダンケルクの主人公はスピットファイヤだと思っています。エンジンの音、機銃の音、被弾時の音でさえ彼の格好良さを引き立てていました。しかし、最後のシーン、静寂に包まれるスピットファイヤ。やり切った漢の背中をみるようなそんな格好良さを感じました。このスピットファイヤのパイロットを演じるのは「MADMAX 怒りのデスロード」でおなじみのトム・ハーディ。彼は台詞のない演技で光るんでしょうか笑
とまぁ、106分に渡ってドイツ軍に追い込まれ続ける劇場の兵士になるわけです。その覚悟は皆様にありますか?
僕は無事にダンケルクから生還しましたが、帰りはストレスからか爆音からか、頭痛に苛まれながら単車に跨り、帰路につきました笑
ドラゴンクエスト11
こんばんは。ドロです。
初めてのゲームレビューになりますねー。
今回は「ドラゴンクエスト11」です。
ネタバレを書きませんのでかなりあっさりめのレビューになります。
先月末くらいにあらかたクリアした感じですね。合計プレイ時間は100時間。キャラクターはオールカンストってところでしょうか。
自分が生まれた時は「5 天空の花嫁」の年でしたね。そこまでのファンなわけでもないので、全部はプレイしてないんですよ。一応ストーリは知っていますが。
タイムリーにやったのは「8」だけで残りのプレイした作品は後追いですね。なのであんまりレビューって言っても怒られちゃいそうなんですが、ファンじゃない人はこんな風に感じたよ。って内容になるかと思います。
自分はPS4版を購入したんですが、グラフィックが超美麗!!水の表現なんか秀逸ですよ。これをわざわざ言うのは、アニメ絵のドラクエのキャラクターと違和感がないんですよ。馴染んでるんです。感動しました。
基本スタイルは8と同じですね、オープンワールドタイプのステージとキャラクターがアクションするコマンド型戦闘システム。戦闘システムについてはフリーに移動できるモードもあるんですが、アクションゲームになるわけではなく戦闘のテンポが落ちるので、自分は従来の固定カメラモードでプレイしてました。この方が技もアングルによって格好良さが増しましです。
決定的に8と違うのはシンボルエンカウントシステムですね。たたかう相手がフィールドに見えていて接触しなければ戦闘になりません。レベル上げが怠くなるかなと思いましたが、ここはうまく調整されていました。むしろシリーズの中で屈指のレベル上げの楽さを感じました。
集大成って感じでシステム的に色んな痒いところに手が届いていて素晴らしいんですが、そのおかげで難易度が恐ろしく低い!!普通にプレイするだけでは詰まることはおそらくないでしょうし、多少厳しいなと感じる戦いもレベルがサクサク上がるのですぐこなせます。目的地は表示されますし、ルーラ、リレミトでのMP消費は無し、パーティが多いので回復も安心。安心安全のオートセーブ機能!ボスも軒並み弱く、うおーー!!勝てたァ!みたいな喜びも無かったですね。勝つべくして勝ってるな…って冷静なんですよ。なんかこうRPGの不親切と言いますか、多少理不尽なところに趣きを感じていた身としては、少々物足りなく感じましたね。
あとオープンワールドの広々したかんじもあまり無いです。結局目的地が表示されるのでオープンワールドとはいえ、結構リニアなゲームですよ。(ルーラでとんで目的地を攻略。あれ?デモンズソウル…かな)最初はいけないところも多いです。その点では8の方が冒険してる感じはありました。
しかし、もう古参プレイヤーはゲームする時間も減ってきていますし、ストーリーを楽しむには調度良かったでしょうか。最後までストーリーを進めるとわかるんですが、かなり珠玉の出来でして。この展開は好きですね。最近多いですけど。メタルギアやスターウォーズなんかで代表されるスタイルとでもいいましょうか笑
不覚にも涙するシーンもありましたね。
王道ストーリーかと思いきや、後半からの広がり方が秀逸でした。ラストはまさに集大成の名を冠するに相応しい出来。12は発売されないのではないでしょうか。笑
実を言いますと、僕はコマンド戦闘のRPGがあまり好きではないんですよ。アクションならノーダメージ完封勝利できるのに…って考えてしまうんですね。
なのであまりFFやDQに積極的ではないのですが、DQ11かなーり面白かったです。プレイ時間が証明してますね。
プレイをオススメしますよ!
ゲームは毎回総合評価をつけていきたいと思います。5点満点で評価します。
「ドラゴンクエスト11」評価:4.0点
かなりの良作。ストーリー、システム共に集大成を魅せてきた。しかし、万人向けに調整し過ぎか。いまいち手応えにかける。
DEAD POOL#2 〜映画はある朝突然に〜
では、映画デッドプールについて書いていきたいと思います。いま、2作目を撮影していますね。デッドプールの誕生の物語は既に映画にしたので、前作よりボリュームアップしたデッドプールの活躍がみれると思うとワクワクしますね。
前回の記事でも書きました、デッドプールの能力をのっけから全開でカマしてきます。特にメタ。
そのまえのスタッフロールから悪ふざけ全開のスタートなんですが。
ある程度映画の雰囲気が分かってはいて映画館に足を運んでいても、このスタートにはワクワクしました。どんだけやってくれるんだろうと。
デッドプールの魅力はやはりヒーローらしからぬところなんですが、弾丸のように飛び交う軽口のなかに光る、愚直なまでの一途さ。これが1番でしょうか。パニッシャーやスポーンも近いですが、愛の為に、それだけに一直線です。まぁ頭おかしいですけど。そのあたりデッドプールの人となりは、序盤からテンポよく上手く描けていたと思います。
高い身体能力から繰り出されるユニークな(狡い)攻撃は他のヒーローは考えもしないでしょう。やってくれたぜ!とついニヤケてしまうような戦法。他のヒーローは良心や常識が咎めて出来ないことも、デッドプールは平然とやってのけます。そこにシビれる…あこ…これもデッドプールならでは。劇中でも容赦なかったですね〜。個人的に好きなシーンはスケート場のシーンですね。デッドプールが楽しそうだと観客も楽しくなります。そうじゃなくても二刀流に拳銃二丁のスタイルで行う戦闘シーンは忍者みたいでカウボーイみたいで…とても…かっこいいんですよ…中学2年生が鑑賞した日には大変なことになりそうなくらいには。(R-15の真意はここかも!)
ライアン・レイノルズ が意外とハマリ役でノリノリでしたね。声のイメージも合ってましたし、彼の代表作になるんじゃないでしょうか。
恋人のバネッサ役、モリーナ・バッカリンは凄いセクシーで、ウェイドとの濃厚かつ長尺のラブシーンは前屈みになる男性陣もいたのでは?笑 余談ですが、ここで「カレンダーガール」が流れるんですがこの曲がイヤらしく聞こえたのは初めてでした笑笑
ただ、洋画ファンやアメコミファンが歓喜する中、あまりそちら方面に明るくない方は多少の置いてけぼり感をくうと思います。(リーアムニーソンナイトメア!)ただそういう方は吹き替えで見ればよし!です。吹き替えは日本人にも分かるようにアメリカのカルチャー的な部分は例に漏れず、噛み砕いてくれているので、オススメです。ただ分かりやすいぶん。下ネタとかは字幕よりかなり過激に感じるかと思います笑
ただそれでも予習があった方がデッドプールはフルで楽しめると思います。良くも悪くもオタク向けかも。
脅しみたいになりましたが、映画の尺も長過ぎずテンポよく進む「ラブストーリー」ですので、全然普通にカップルでも楽しめますよ!多少のグロテスクと、アクの強い下ネタが大丈夫なら。
ヒーローの概念を破壊するヒーローは数多と居ますが、コミカルでシリアスでラブリーでマッドネスかつスタイリッシュなヒーロー映画でデッドプールの右に出るものは無いと思います。
今はレンタルDVDはもちろん、スマートフォンなんかでも借りることが出来ます。
お金かけるのイヤだなーなんて方は是非、我が家でデッドプールグッズに囲まれながらデッドプール鑑賞会をしましょう笑笑
●おまけ
デッドプールは日本以外でも大人気でクオリティの高いファンムービーがyoutubeなんかにもゴロゴロ転がってます。最近で1番のお気に入りは https://youtu.be/ptKgRecPi1I
こちらのファンムービー!
美女と野獣の「強いぞ、ガストン」にのせてデッドプールが暴れます。くわえてあの人やあの人も…。凄い素敵なファンムービーです。是非一度みてください。
正直、デッドプールについて話を始めればキリがありません。まだ話し足りない!デッドプールファンの方はもちろん!みなさまコメントおまちしております!
お目汚し失礼致しました。
それでは次回までさようなら!
DEAD POOL #1
よぉ!俺ちゃんドッロプール!!
失礼。こんにちは、ドロです。
今回は…異色のR-15指定ヒーロームービー「DEAD POOL」です。
デッドプールってヒーロー皆さんご存知でした?紹介するように映画にもなりましたので、今や中々の知名度なんじゃないでしょうか。
僕は以前からデッドプールの大ファンでして、今や生活にグッズを何かしら身につけて過ごしていますが、未だにスパイダーマンと間違えられます。(せめてデスストロークと間違えて欲しい。)
なのでデッドプール布教の為にも丹念に紹介していきたいと思います。
なんで?そんなメンドくさい…って?いやいや、そもそもこの映画、MARVELはもちろんのこと洋楽や他の映画、アニメ、なんかを知っておかないとフルに楽しめないくらいにメタ表現が多いんですよ。
ストーリを追っていくだけでもそりゃ楽しいんですが、もう一歩踏み込んでいきたいって方は是非、画面をスクロールしてください。
※あまりに映画からかけ離れた原作関係については書かないように気をつけますが、今回はデッドプールにフォーカスした内容です。映画はDEAD POOL#2 で描いていきます。
では始めていきましょう。
●デッドプールの能力の秘密
主人公デッドプール(ウェイド・ウィルソン)
は元々は凄腕の傭兵。金さえ積まれれば何でもこなす。しかし、ある日末期ガンが発覚。その治療の為にウェポンX計画に参加する。そこで超回復能力ことヒーリングファクターを移植される(ウルヴァリンと同じ)一命は取り留めたものの、ガン細胞が暴走。全身の皮膚にまで転移してしまい狂気に陥ってしまう。自分を酷い目にあわせた奴らに復讐するために赤いスーツを身に纏い、デッドプールとして活動を始めるのだった。
以上がデッドプールの簡単な経緯。
ここ迄は皆さん映画を観ている方であれば知ってることかとおもいます。
ただデッドプール、ウルヴァリンと同じ能力にしては危機感がないし、違和感が…ってな方も多かったのでは?
実はデッドプール映画では描かれてはいないのですが、完全な不死なのです。何をしようが死にません。
それは死神デスが関係しているのです。
実験施設で狂気に陥ったウェイド。常人では見ることの出来ないデスの姿が見えるようになります。デスは絶望に暮れていたウェイドに関心を惹かれ近づきます。ウェイドにすっかりホの字のデスは「私と一緒になりたいなら死んでよね。ウェイド?」ウェイドもデスを気に入って狂ってるウェイドも「喜んで死ぬよ」ってな始末。(因みにデスは紫フードにボインがある不思議な骸骨の姿、お世辞にも一緒になりたいとは思えない)ここ迄もウェポンX計画の研究施設内でのお話なので、限られた環境の中、ウェイドは死のうとあらゆる手を画策するが、すんでの所で阻止されて中々上手くいかない。
そんな日々の中、偶然見つけたオールバックマッチョの変なスーツきた奴をみつける。Aマン(映画だとエイジャックスことフランシスの立ち位置)こいつがフランシスって呼ぶと見境なくブチ切れるってんで、映画よろしくおちょくり倒す。ついにやった!ボコボコにされて仮死状態になるウェイド。この方法でデスとの逢瀬を重ねます。すっかり相思相愛の2人。(この後なんやかんやあって研究施設は脱走する)
これをよく思わない男が一人。サノスだ。(こいつも神クラスのヴィランで惑星潰すのなんざ猪口才なってなクラスです、こんどのアベンジャーズで出てくる予定)デスを好いていたサノスはウェイドに不死の呪いをかけ、死なないようにして、デスに会えないようにしてしまうのでした。
これがデッドプールが死なない秘密。
だからデッドプールがどんな目に会おうが安心して映画を観れますねー。
あとは第四の壁を破れる。これが1番強いですね。読者や作者を認識したり、自分がコミックの住人だと理解してます。なのでメタ的な行動が出来ますが、他のキャラクター達はデッドプールは頭がおかしいから、うわ言を言うのだと思っています。この能力のせいでヒーローを皆殺しにする大惨事を引き起こしたことも…。
●デッドプールの見た目の秘密
他誌にデッドプールに似てる人いますよね?
そう、デスストロークです。
それもそのはずです。だってパクッ…オマージュなんですから。
DCコミックスのデスストローク(本名、スレイド・ウィルソン)はバットマンの宿敵で凄腕の傭兵。数多の武器を自在に操るり、自己再生能力をもち滅多な事では死ぬことはない。
おお、これは…今さっきみてきた、「デッドプールの能力」にソックリだ。名前も見た目も。
その通りです。実はデッドプールは使い捨てのキャラクターで、編集部の悪ノリで「デスストロークと親戚だったりしたらウケるww」くらいの感じで生まれたらしいのです。
スパイダーマンについての情報は少ないですが多分参考にはしていると思います。口数の多いところなんかソックリですからね。劇中では自身でスーツを製作しましたが、デッドプールはDCコミックスを愛読していたのかもしれないですね…笑
●デッドプールの声の秘密
映画版デッドプールは吹き替えを加瀬康之さんが演じました。(アイアンマンの人工知能ジャービスとヴィジョンも加瀬さんです、X-MEN zeroの時のデッドプールも加瀬さん)デッドプールの軽快さと格好良さを両立した演技で、ハマってましたね。字幕版はライアン・レイノルズ本人ですが、他のゲーム、アニメなどの作品だと声優のノーラン・ノースが多く演じています、個人的な意見ですが彼が1番デッドプールの声のハマリ役だと思っています。(大作ゲームのアンチャーテッドにて主人公のネイサンの声なども担当されています。)
●映画にでてくる小ネタ
・デッドプールの腕時計
オーストラリア生まれの子供向けアニメ「アドベンチャータイム」ちなみに、大人が観ても超面白いのでオススメ。
・ DCコミックスのヒーロー
デスストロークには触れなくても、同じくライアンレイノルズが演じた「グリーンランタン」研究施設に運ばれる際「緑のスーツにはするなよ!」ってのはこれのこと。
・X-MEN zero
あるシーンでフォーカスされるキン消しみたいな変なフィギュア 。これはX-MEN zeroにてファンに総叩きにあったデッドプール。黒歴史。
・ウルヴァリンネタ
わかりやすくぶち込みまくってましたね。説明の必要なし!笑笑
数が多くて思い出しきれないですね。
DVD見直します。
とまぁ、色々と書きましたが、映画は限られた時間の中でキャラクター達を描かなければなりません。それゆえに表現できないことも多々あります。キャラクターが気に入ったらコミックを追っかけたり、原作のルーツを調べたりすると更に楽しい発見がありますよ!
では次回はデッドプール#2
でお会いしましょう!
・おまけ
最近ナイトプールが流行っていますね。