槍が降っても映画を観たい。

映画とゲームのことを書いていきます。ツイッター @DORO_WILSON6 です。

デッドプール2

こんにちは!ドロです!

 

6月1日に先駆けて…!前夜祭!行ってきましたよ!!

デッドプールは大好きなヒーローなので、本当に2作目も楽しみにしてました。

肝心の出来栄えは…というと。

 

ほんっと最高!!2年待っただけでこんな素晴らしいもの見せてもらえるんすかー!!よりバイオレンス!より爆笑!より感動的!になって俺ちゃんカムバックしましたよー!!

 

じゃあ前置きも程々に…いきますか。

 

デッドプール2

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そうそう。ネタバレがあるので

まだ観てない俺ちゃんラバーズは

ブラウザバックしてね♡

 

 

 

『激しさを増した!

俺ちゃん無双!!』

 

もう、のっけからですよ。The R15指定!前作より遥かに激しいバイオレンスシーン!飛ぶ首、飛ぶ手足、飛ぶ血飛沫!(もちろんデップーのも)デッドプールが傭兵家業に精をだして、何かに巻き込まれていくのは、コミックを彷彿としましたね。前作においてはオリジンを紹介する必要がありましたが、今作は要らないですからね。そのぶん撃ったり斬ったりできるわけです。前作で言う所のフランシスの情報を手繰るためにターゲットを次々と始末していくシーンのようなデップーの大立ち回りが、よりグレードアップして冒頭で披露されます。場所を変え、敵を変え…軽口を叩きながら雑魚どもをバッサバッサと薙ぎ倒していくシーンは、正に痛快爽快。(キック・アスのヒットガール並!)死を知らぬ身体ならではの豪快かつスタイリッシュなアクションは彼の特権とも言えるでしょうね。

 

もちろんアクションがすごいのはデップーだけではなく、ドミノやケーブルを始め、コロッサス(CGだけど)も激しくも格好いいアクションを魅せてくれますよ!

 

これはデヴィッド・リーチ監督の影響が大きいかなと思いました。

ジョン・ウィック(は単独監督作ではないですが)やアトミック・ブロンドをご覧になった方はわかると思うんですが、リーチ監督のアクションシーンはキレッキレなんですよね。アトミック・ブロンドのワンカットで回していた階段のシーンなんか顕著な例で、彼のアクションシーンに対するこだわりやセンスが如何なく発揮されていましたよね。

そんな風に二本の映画を仕上げてきたリーチ監督が満を持して作り上げたアクションシーンですから間違いないです。スーパーアクションデップーは是非劇場でご覧ください。

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『新キャラ沢山!

俺ちゃんファミリー!』

 

コミックファンにとってはお馴染み…且つお待ちかね!のあの2人が遂に仲間入りを果たしましたね〜。そう、ケーブルドミノです。もうデップーとは切っても切れない仲ですからね笑

それにX-MENからネガソニックの恋人のユキオ!加えてXフォース!まぁ、これオリジナルメンバーとは全然違うんですが笑、そこは後に映画化を控えている「ニューミュータンツ」「Xフォース」にお任せするとして、デッドプール2ではデッドプール2のXフォースを楽しみましょう!

さぁ、当然メインキャラクターであるケーブルとドミノは大活躍ですよ。当然ね。扱いが酷いのはXフォース笑

出てきて程なくほぼ死亡って!!笑笑

あと、何よりバニッシャーですよ。よくこの仕事受けましたね笑 まぁ元々ブラッド・ピットはケーブルとして登場するはずだったので…というところでしょうか笑笑

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あと。気付いたんですけど。ベドラム。あの人……あのアメリカの狂った清涼スプレーのCMの方ですよね?パゥワァアアアアア!!!

https://youtu.be/7Pb16eYrjCQ

 

Xフォースがパラシュートで降下するシーンのBGMがAC/DCTunder struckだったんですが、これアイアンマンの公式サントラ…笑

あとは個人的にサンダーボルツも連想させられちゃいました。映画化してくれないかなー…サンダーボルツ。

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なんて独り言はさておき。

何げ。ユキオも扱いが酷くないですか?

多分出演のカット数…両手あれば余る程度しか出てきてないような…。戦闘シーンもジャガーノートの足を縛るだけだし…デップーが気にかけるように「Hi ! ユキオ〜〜♫」って呼んでいましたが、アレ。デップーの配慮ではなく、大人の事情的な配慮な気がしてなりません。Xフォースの即身仏エビバデーより個人的には可哀想な気がしないでもない。唯一、この映画に難癖つけるとすればこれくらいでしょうか。

 

ケーブル、ドミノ。は前述の通り大活躍でケーブルのオリジンも上手く、短く。綺麗に説明できてましたね。ジョシュ・ブローリンは悲壮感のある役柄が似合いますよね。ケーブルはコミックだと真面目な堅物のイメージなので、容赦なく警備員を殺していくのは意外でしたが笑

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そして、ドミノ。コミックとはだいぶ様相が違いますが、このザジー・ビーツ演じるドミノも凄い魅力がたっぷりで、漂う色気なんかオリジナルに負けず劣らずでしたね。運が良いという形としてはハッキリさせづらい能力も「おお…!これはラッキーだ!」と言わせる見せ方。さも必然の如くラッキーが違和感なくやってくる。作り手のセンスに脱帽です。

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『パロディの嵐!

俺ちゃんやりたい放題!』

 

もーう、ほんとにもう。笑

今回はユニバースを超えて、DCいじりがヒドイ!!!特にバットマンね。マーサのネタとか一部の人しか笑ってなかったよ!(この間コミックでも同じようなことやってたよな)

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のっけから恒例のウルヴァリンいじりにはじまり…007風のオープニング…フラッシュダンスにクレジット。ほんと笑わせてくれます!

でも、嬉しいパロも。というか共演もありまして。恵まれし子らの学園にて、ビーストを始めとするX-MENの面々が一瞬登場します。これはテンションブチ上がりましたね!!ここで何となくデッドプールX-MENにおける時系列もハッキリ分かった方、多いんじゃないでしょうか。

あと、個人的に思ったのは終盤、スーツが黒焦げたデップーですが、あれは…Xフォースコスチュームを意識して…なんじゃないかと!

だとしたらイイ小ネタですね〜。

 

と、勿論…あげればキリがないほどの数数多のパロディを用意しているデッドプール2なんですが…何と言っても、とんでもないのはエンドクレジットですよ…。笑いが止まらなかった笑笑

笑撃のエンドクレジットパロディは説明するまでもないですね!グリーンランタンに、X-MEN ZOROのデッドプール…。自分(中の人)まで殺しても消したかった過去なのね…笑

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(みなさんはマッド・デイモンが出てきたシーン気付きました??難易度高すぎません?)

 

『やっぱりね!

俺ちゃんはヒーロー!』

 

悲劇(だいたい自己責任)自殺願望、誰かの為に戦う…これっていつものコミックのデッドプール像にかなり近いんですよね。前作よりかなりアメコミ読んでいる感覚になりました。映画では割とヒーローとしてスッと入ってきますが、コミックではほんと滅茶苦茶な時は相当ヒドイ。今作デッドプール2ではその滅茶苦茶な部分(自殺願望、一般市民にヘッドショット)などが今回は描かれて…からの誰かの為に戦う。といった展開が、落差によりデッドプールのヒーローらしさに拍車をかけていましたね。まぁ、とは言っても我々から見る善悪ってだけで、デッドプールにしてみれば一般市民にヘッドショットも自分ができる最善策なんでしょうけどね。今回だってヴァネッサの為に一生懸命になっていたら結果が付いてきただけで、ヒーローになろう!なんて意識はデップー的にはこれっぽっちもなかったのではないでしょうか笑

そんな一途なところが彼が皆に愛される理由のような気がしますね。

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『俺ちゃん的まとめ』

 

最高の映画でしたね!デッドプール2

今回は割と冒頭からショッキングな悲劇がありましたが、まぁ〜…ケーブルの登場がわかっていたので然程ダメージはありませんでしたね笑

最期のデッドプールが絶命する…シーンもそうです。いや、良い場面ですよ?感動しました。

でも、「絶対ケーブルが過去改変する」って確信がありましたからね。ニヤニヤしながら観てました。側から見たらちょっとヤバい奴ですね。泣いてたお客さんとかいましたし。

まぁ、そもそもあんまりアメコミにおける死ってあてにならないというか…。ましてやデッドプールだし…って。笑

そういったところもそうですが、かなりコミック的だなと。死後の世界やら、デッドプールの動機付け、キャラクターの関係性etc...もちろん違いはあれど近いものを感じましたね。スケールアップにより映画ファンもコミックファンも合わせて楽しい大傑作でした!

 

後に控えるX-MENの映画シリーズが3つほどありますが、かなり期待値が高まりますね。「Xフォース」ではケーブルは登場するんでしょうか?ジョシュ・ブローリンで?とかってなってくるとデッドプールのクロスオーバー作品もそう遠くない未来ではないでしょうか!

 

この今世紀最高のファミリー映画を観ない手はないでしょう!!さぁクイックシルバーの如く、劇場へ急いでください!!

 

ではこのへんで。

閲覧ありがとうございます!

 

因みに「小学館集英社プロダクション」様の公認アメコミブログも書かせて頂いております。

アメコミのデッドプールにも興味が出てきた方。是非見てみてくださいネ!

http://yari-ame.hatenadiary.jp

 

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レディ・プレイヤーワン

こんにちは!ドロです。

公開日初日、仕事帰りに見に行ってきましたよ〜!

そうスティーブン・スピルバーグ監督が贈る待望の新作!!

 

『レディ・プレイヤーワン』

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そうそう。ツイッターなんかではネタバレなんか絶対にしないように、抽象的な言葉で絶賛していますが、このブログ内では一切その点への配慮はありませんのでご注意くださいまし。

 

ンン!?レディプレイヤー・ワンを未だ観てないからって?そんなレディプレイヤーチェリーボーイは今すぐ映画館へ行くんだ!!話はそれからだ!

 

いつか来るはずのそう遠くない未来。世界では貧富の差が広がり、人々は現実に絶望していた。だが希望はある。癒しの光は目の前のVRゴーグルから伸びている。全世界。人々は超リアル仮想空間に夢中だ。そこでは誰もが、なんのしがらみもなく、なりたい自分になる事ができる。空を飛んだり、超高速レース、クラブ、はたまた戦いの英雄にだってなれる。その名は「OASIS」まさに心に安らぎを与える希望の場所だ。

スラムに暮らす青年ウェイドもそんなオアシスのプレイヤーの1人だ。

だが、ある日オアシスの平穏が崩れる。

創始者であるジェームズ・ハリデーが亡き後オアシス全体に遺言が流された。

「勝者にはオアシスの所有権と5000億ドル相当のハリデーの遺産が授与される」

その為にはゲーム内のイースターエッグを見つける事で試練を超え鍵を手に入れなければならない。全プレイヤーが沸き立つ中、ウェイドもゴーグルを掛ける。だがそこに蠢く大きな影。現実世界をも巻き込み大騒動を引き起こす…ウェイドは仲間達と試練を乗り越えられるのか?このアノラック・ゲームが迎える結末は。如何に!

 

『俺たちの映画』

 

映画、アニメ、漫画、テレビゲーム…そんな好きなものを追っかけているうちにオタクと呼ばれていたような人種。そう。これは紛れもなく俺たちの為の映画でした。80.90年代のポップカルチャーを中心に様々なオタクが喜ぶ要素をこれでもかっ!!と詰め込んでいます。特に映画とテレビゲームが大好きで、それを中心に生きてきた様な方はオープニングに入った時点で全身の鳥肌が総立ちするのを感じたはずです。もちろん、私もそんな人間の一人でワンカットごとにテンションが上がって行く様でした。

 

「そんなこといっても君、92年生まれの25歳だろう?」

 

そう思う方もいるでしょう。

 

…そうなんですよ〜!わかんない元ネタもありました。例えいくら知っていても過去の作品をリアルタイムでは味わっていないんです。その時代を生きた人達の感動には敵わないでしょう。でも!それでも!映画とゲームに注いできた25年は確かにこの作品に応えてくれましたよ。

貴方が映画、ゲームのオタクならばきっとこう思えるはずなんです。

 

「これは俺たちの映画…!スピルバーグからの最高のプレゼントだ!」

 

って!

 

これは万人向けの映画ではないです。

これはオタク向けの映画です。

オタクの方が絶対に楽しめる!約束します!

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前人未到最大級クロスオーバー』

 

前項でも言った通り、オタクが喜ぶ要素が盛り沢山なんです!それが常識も境界も乗り越えた数多の他作品とのコラボ…いや。ここはクロスオーバーと言うべきでしょう!

あげればほんとキリがないんですが…WB映画作品、カプコン、サンリオ、スクエニ…日本の作品からのキャラクターも多く出演を果たしております。権利の獲得には数年を費やしたそうですよ。

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中でもやはり目を引くのは、バックトゥザ・フューチャーからのデロリアンAKIRAの金田バイク。MADMAXからインターセプター…序盤はここでテンションがブチ上がった方も多いのではー?私はアイアン・ジャイアントが大好きな作品なので今作での大活躍はとても嬉しかったですね。表情の作り方がまるで原作のようで、昔を思い出してすこしホロッときました。アイアンジャイアントのラストシーンはヤバかったですね。これは是非劇場で確かめてください!あと、後半ではプレイヤーが大集結するシーンがあるんですが…そこではまさかのSPAWN!!アメコミ好きなら知らない人はいませんね。あんな風にガムシャラに走るスポーンをまさか2018に見ることができるなんて 笑 とにかくこんな風に色んなキャラクターに出会えるんですよ〜、タマンねぇですよね。

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そんな中でも郡を抜いて鳥肌がたったのが、あのスティーブン・キング原作のキューブリック監督作品のホラー映画「シャイニング」を再現したシーン。ここは鍵を得る試練の一幕で、シャイニングのホテル内を探索しなければならないのですが…もう…すごい!!の一言!ユーモアを散りばめつつ、映画の中のキャラクターと供にシャイニングの恐怖を追体験するのです。一度鑑賞したことがあれば、忘れることはないであろう名シーンをこれでもかと見せてくれます。シャイニングを知っているからこそ楽しいんです。レディ・プレイヤーワンを観る前にシャイニングは鑑賞しておいて損はないですね。

 

そうです、こうゆうことなんです。しかし!それだけで褒めちぎるほど皆さん甘くないはずですよね。このクロスオーバー要素をもって且つ映画として完成されているからこそ、名作と呼ばれるのです。

 

『現実と仮想現実』

 

これだけVR世界の要素が強いと、ご想像通りCGの画の割合も多くなります。実写パートがいらないんじゃないかって思う方も少なくないんじゃないでしょうか。いえいえ、そうじゃないんです。現実世界無くしてVRの世界が有り得ないように、実写パートは必要不可欠なのです。オアシスの世界は誰にとっても幸せな場所。しかし、VRゴーグルを取った時に目に映るのは非情と言えるまでの現実世界です。しかしそんな世界でも生きていかなければならない。ウェイドの生きる荒廃した未来があってこそ、オアシスは美しく輝くのです。しかし騒動に巻き込まれていく中で、ふと気づくのです。大切な物は全て現実世界で手に入れていることに。

そうなんですよ。あくまで現実があっての仮想現実なんです。この絶妙なバランスは単に映画をより面白く仕上げるだけではなく、強いメッセージも孕んでいるように感じました。

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『最後にこの手に残るもの』

 

オアシスを通して現実世界で、友も愛する人も、団結も、勇気も手にすることができたウェイド。世を捨て、VRの世界。オアシスに生きていた主人公もこの騒動を受け、現実と関わっていかなければいけなかった。しかしそこで手に入れていくものはどれもこれも掛け替えのないものでした。VRの世界でハリデーがまるで自身の記憶を追体験させるかの如く、隠した謎、試練は3つの鍵を得るためのもの。その鍵が開く扉はもしかすると現実世界へと続いていたのかもしれません。

最期に手に入れた卵の中身は一体なんだったのか。この手に残ったものが、きっとその答えなんでしょう。

ハリデーが出来なかったこと。それはもしかすると多くのオタクに当てはまる「問題」なのかもしれません。ウェイドは一歩踏み出したからこそ多くの物を手に入れました。きっとオアシスは現実があってこそ初めて、オアシス足り得るのではないかと思うのです。

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『まとめ』

 

いやー…傑作でしたね。様々な作品の登場はもちろんテンションブチ上がりで、かつ伝わるメッセージには自分と重なる部分もあったりして、共感する部分も多かったです。

こんなこと言うと反感を抱く方も少なからずいると思うんですが、間違いなくゲームや映画は俺たちのオアシスです。得られるものも多いし何より楽しいですよね。でも我々が生きるべきは外の世界です。それがあってこそのオアシスなんです。多くの感動的な作品を、感動的だと思うのは、現実での貴方の実体験に基づくものです。友情も恋もしらなければ、そのような物語をみたところで真髄を理解することはまずできません。断言します。いつだってオアシスに帰ってきていいんです。きっとオアシスは私達の側にいるし、味方です。でもきっと。いつか後悔しない為に一歩の勇気は必要なんです。

 

なーんて偉そうにすみません。でも私はレディプレイヤーワンをみたあと、友人達とボイスチャットしながらワイワイとゲームをしたりしていて、なんかこの瞬間も過去に友人達に話しかける一歩の勇気がなければ存在しなかったかもしれないな…と思ったりしましたよ。

小規模ですけど、この映画の縮図だとも思いますね。

 

本当にもっと単純にエンターテイメントとして語りたいことも多くあるのですが、今回はこのへんにします!!是非劇場へ!(ここまでみてる人で未鑑賞の人はいないか)

 

では、またお会いしましょう。

閲覧ありがとうございました!

 

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ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル

こんちにはー!ドロです!

今回は

 

ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル』 

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あの名作の続編。

もーう…この単語を聞いただけで戦慄するほど、幼少期のドロ少年にトラウマを刻み込んだ映画。その名は…そう

 

ジュマンジ

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現実世界に、恐ろしいジャングルの生き物たちがやってきてしまう…呪われたボードゲーム

クリアするか、命を失うまで終わることが許されないのだ。虫が大嫌いな私は巨大蜘蛛にビビり、猿に変化していってしまう登場人物に(ちょうど同じくらいの歳)自己投影してジュマンジの恐怖に震えたものでした。(大人になってからは純粋に楽しかったです)

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それだけのインパクトを与えた名作の続編が公開されるとあって、早速映画館へ足を運んだのでした!

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1996年。とある海岸にうちあげられたボードゲーム。偶然に見つけた父親はそれを持ち帰ると、息子に手渡した。それが呪いのボードゲームとも知らずに…。

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しかし時代はもはやTVゲームが主流だ。息子も「高校生にもなってボードゲーム…?」と興味は無い様子。

しかしその晩、奇妙な太鼓の音が部屋に響く。音の出所を探り当てると、ボードゲームの中…。1つのゲームカセットがあった。

おもむろにカセットをセットすると、光は緑の閃光に包まれた…。

それから20年。

4人の高校生が学校で居残りとなっていた。

 

⚫︎ゲームオタクのスペンサー

⚫︎アメフト部員のフリッジ

⚫︎勘違い美人のべサニー

⚫︎ガリ勉でオタク気質のマーサ

 

地下室の片付けを命じられたが…とあるゲームをみつけて遊ぶことに。各々キャラクターを選ぶとゲームをスタートする。その刹那、ゲームはまたもや緑色の閃光を放つと、4人はゲームに吸い込まれていった!

 

目を覚ますと

スペンサーは筋肉隆々の大男に。

フリッジは小柄な黒人男性。

べサニーは太った中年男性。

マーサはセクシーでグラマラスな美女に。

それぞれが学者でジュマンジの謎と呪いを解かねばならないとの事。

果たして4人は無事に現実世界へ戻ることが出来るのか!!?

 

『正統派続編!』

 

最初はですね、ちょっと舐めてたんです。ザスーラ的な精神的続編のような括りになるのかなー。何も考えないで楽しめたらいいや!くらいなもので。ところがどっこい!溢れんばかりのジュマンジへのリスペクト!まずはボードゲームの姿で登場してくれたことが嬉しかった。2018年に再びまみえることになるとは思わなんだァ…。あの太鼓の音色が聞こえた段階でブワァッと鳥肌がたった人も多いのではないでしょうか。前作ではジャングルが現実世界に召喚されましたが、今回は召喚される側。(つまり前作でのアラン・パリッシュ状態)と形式は違えどしっかりとジュマンジしておりました。ちらほら見える前作との繋がりにも思わずニヤリ。タイムパラドックスネタやなんやらはもはやシリーズ定番。ただプレイする人間たちを家族という繋がりから友人(友人とも言えない)に移したことで若干ドラマ性は薄くなった印象は確かにあるものの、これはこれでアリなんじゃないかと。時代的にテーマの合わせ方としては全然ええんでないかと。そもそもドラマが主体じゃなくなってますしね。若干の寂しさは否めませんが。

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『進化した呪いのゲーム』

 

そう。ジュマンジは進化したのです。ボードゲームでは遊んでもらえないから笑

 

かくゆう私もそれなりにゲーマーなんですが、

ゲームオタクのスペンサーを中心においているように現代の事情を表現していますよね。

コロンビアもといソニーピクチャーズということもあり、数々の名作ゲームが劇中にでてきていますね。スペンサーがプレイステーションで遊ぶストリートファイターを始め、ポスターではアンチャーテッドに、人食い大鷲のトリコ

ジュマンジのオープニングUIもどこかインソムニアック風(クラッシュバンディクーとかを作っている会社です)であり、ゲームファンとしては心をくすぐりますね。NPCが同じことしか言わなかったり、ライフの数が決まっていたり(自分のライフを他のプレイヤーに分けられるのも)ここのアバターに固有のスキルがあったり。ここも進化したジュマンジとしてしっかり設定されています。普段からゲームをプレイする方にとっては面白い部分ですね!

 

呪いのゲームとはいえど前作より不条理ではないかも!これも現代のゲームはヌルいという風刺かも…なんて笑

 

 

『高校生なロック様』

 

劇中の配分としては圧倒的にアバターでの姿の方が時間が長い4人ですが、しっかりと元の高校生としての姿が見えるんですよ笑

ビビりでオタクなドウェイン・ジョンソンやキラキラ女子高生のジャック・ブラック…笑

その演技力に驚かされながらもそれがもう面白くって仕方ない!笑わないシーンがないんじゃないかってくらい。特にジャック・ブラック。彼はヤバい。女子高生の神かなんかが憑依しているとしか思えない。側から見ればおっさん同士のキスシーンでも女子高生のラブシーンにみえるくらいの女子力の高さ。これから女子力を上げたい方はジャック・ブラックに聞けばいいと思います。普段女子力ゼロから女子力53万まで自在にコントロールしてます。もう一度言うぜ。ジャック・ブラックはヤバい。

逆にフリッジなんかはそんなに違和感無かったかもですね。それでもお前実はそんなキャラなんかいー!的な笑いはありましたけど。

 

そんな姿で織りなす、友情愛情冒険活劇が面白くないわけがないでしょう!?笑

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『よりエンタメに!』

 

もうここまでくれば言わずもがな、従来のジュマンジをリスペクトしつつも全くの別物として新たにジュマンジが生まれ変わった事が分かると思います。以前のジュマンジはホラーテイストや割と重たい部分も多く、家族の愛や絆のドラマを丁寧に描いていましたが、今回はよりライトに。世代に合わせた冒険譚になっています。ゲーム機で、又はスマホでオンラインで仲間達と力を合わせるような緊張感はあってもそこまで危機感は感じなかったかもですね。しかし、ファンを置いてけぼりにするような改変はせずにしっかりとジュマンジとしての形式を踏襲するスタイルには感心させられました。

家族でも、友達でも、恋人でも、誰とでも楽しめる呪いのゲーム。ジュマンジ

次のプレイヤーは貴方だ!

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『まとめ』

 

ジュマンジファン、ゲームファン、ロック様ファン…と色んな方面から楽しい作品でした。

個人的な事を言うと前作のようなおどろおどろしく感じるような表現が減ってしまったことは若干残念に感じましたが、それでも何度も言うようにしっかりとジュマンジしておりまして、本当に楽しかったです。

私、コメディ映画における劇場内での笑いで生じる他の観客との一体感みたいのが好きなんですが、それも存分に味わえましたし 笑笑

ジャック・ブラック大先生には頭が上がりません 笑

皆様も是非劇場で楽しんでください!

 

それではマジ!ジュマンジ!!!

言ってもうた…笑

 

ではまたお会いしましょう!

閲覧ありがとうございました!

 

See You Later Refrigerator!!

 

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WONDERFUL FOODS

こんにちは。ドロです。

ツイッターで反応してくださった皆様。

ありがとうございます。

 

これは私が学生の頃に作った絵本です。

とりあえず、はじまりはじまり。

(データが破損してるのでスマホ直撮りです。ご容赦ください。)

 

『WONDERFUL FOODS』

 

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なーーーんて暗い物語でしょう。笑

 

これは食糧問題をテーマに描いたお話なんですが、より強く印象を残すために、インパクトのある物語にしたんです。(トラウマにするくらい)

基本的には子供むけで、在りし日の大人になって忘れかけたその時にハッと蘇るような作品にしたかったんです。その時に気付きがあればいいなと。

 

 

だんだんと色彩も無くなって。

 

一見煌びやかな物も真の邪悪な姿を見せます。

 

甘言ばかり吐くものは。

 

自分にとっての甘味は。

 

毒。

 

その身を侵すものです。

 

なーんて!

こんなこともしたりしてます、宜しければご感想など頂けると日々の糧になります!

 

それでは次回は映画のレビューでお会いしましょう!

 

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シェイプ・オブ・ウォーター

こんにちは。ドロです。

早速、鑑賞してきました!

パシフィック・リム」「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ(シリーズ)」などで有名なギレルモ・デル・トロ監督が放つ新作。

 

シェイプ・オブ・ウォーター

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です。

 

私はあまり監督で映画を選ぶって事はしないのですが、デルトロ監督ティムバートン監督の時は別で、単純に彼らの創造する世界を全身で味わいたいのです。ストーリーなんかも良くできてる事に越した事はないのですが、そうでなくても、私は彼らの映画を鑑賞できること

が嬉しいのです。なので勿論、好みは別れますし賛否両論あるとは思いますが、多少の贔屓はお許しください 笑

 

『圧倒的な世界観の構成力』

 

先ずはやはり、この世界観!のっけからもう映画の世界に引き込まれてしまいます。幻想的な映像と主人公のイライザの親友ジャイルズの語りで物語は始まります。1950.60年代のレトロかつ機械的で実際の当時より技術の進歩がある事を想像させるような世界はまるでTVゲームの「フォールアウトシリーズ」バイオショックシリーズ」を彷彿とさせます。(ディストピアではありませんが、そうなる前のようなイメージですね。)

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ただアメリカとソ連の対立がわかるので、恐らく冷戦下であり、パラレルワールドではないのでしょう。(それにしては重要な研究対象のセキュリティがガバガバな気はしますが。)

ファンタジーとリアリズムの境目を違和感なく繋ぐこの手腕には

 

「流石デル・トロ監督だ!!」

 

と驚嘆せずにはいられない出来栄えでした。

単純な私の好みドストライク!って事もあるんですが、どのシーンも眼福の至り。背景のどこをとって見ても丁寧に作り込まれており、デルトロ監督が生み出す、このノワール感とアナログ感のある最先端技術の融合は好きな人達には最高の一品に仕上がっていました。

冒頭でも「デル・トロ監督の映画は観に行くだけで価値がある」と言ったと思いますが、そうなんです。彼は紛れもなく芸術家なんです。フェティシズムにガンガン訴えてくるんです。小映画は視覚で楽しむエンターテイメントの頂点だと思っているので、このスタイルは一つの最適解ですらあるのではないでしょうか。

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『異形との愛』

 

主人公の女性イライザは生い立ちに原因があるのか、発話障害を患っています。(川に捨てられていた孤児らしく、首に大きな三本の傷があります。)政府の研究施設に清掃員として勤務しています。隣に住む、親友のジャイルズとの交友と仕事を繰り返す単調な毎日を送っていましたが…ある日、研究施設にて驚くべきものとの出会いを果たします。

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それがあの半魚人。アマゾンの奥地で神と崇められいた生物で、未知の生物。アメリカ政府は彼を拉致し、研究対象としたのでした。(この生き物、名前が出てこないんですが…そっくりなので勝手にエイブと呼ぶ事にしました笑 因みに演じている方も同じです。)

清掃の仕事をしてるなかで段々と彼に惹かれていくイライザ。初めは友愛的な感情でしたが、一緒にお昼ご飯を楽しみ、音楽をかけて手話で会話をする…そのうちに段々とその感情は変化していきます。

ある日、彼の命が脅かされることを知り、エイブの脱走、保護、逃亡の計画を企てるのですが…。

その後の交流を経て、初めの友愛の感情は性愛をも含むようになっていきます。種族を超えて言葉は通じなくとも彼らは愛を通わすのでした。

イライザは発話障害です。「偏見の目を持たず彼だけが私を1人の人間として見てくれた」と。

エイブにも恐らく、研究施設で酷い仕打ちばかり受ける中で真摯に接してくれる彼女の気持ちが理解出来たのでしょう。

隣人であり親友のジャイルズも性同一性障害であり、1960年当時では相当生き辛かったのではと察するに余りあります。

ごめんなさい。あえてこのような言葉を使わせていただきますが、この3人が「異形」として愛の形は違えども愛を通わす。この様子を見て、姿や形なんてなんの関係もない。真っ直ぐでひたむきな想いがあれば、それは間違いなく素晴らしいラブストーリーだと確信するのです。

 

『そして深く青の底へ』

 

*重大なネタバレを含みます!ご注意を!

 

エイブは実はただのクリーチャーではなく、超能力的な治癒能力を有していました、事故で切り傷を負ったジャイルズの傷を一晩と経たず修復し、禿げ上がった毛根まで復活せしめたのです!笑

 

そんな微笑ましいカットも早々に過ぎ。

ザァザァと大雨が降る中の終局、追い詰められたエイブとイライザは敵の凶弾に倒れます。

エイブは胸に2発弾丸を受け、ついでイライザは腹部に。エイブの元に寄り添うように倒れ死んでもなお…と言わんばかりに息も絶え絶えの中エイブの手を握り締めます。

ジャイルズが一瞬の隙をつき敵を怯ませ、イライザの元に駆け寄ります、しかしイライザはもう虫の息です。エイブも倒れてしまい、もう待つのは悲劇のみかと思ったが矢先。

イライザの想いが通じたのか、はたまた降り注ぐ雨のおかげか、エイブの身体が鈍く光り出し、ゆっくりと起き上がります。胸の傷は瞬く間に回復しました。

静かに怒りに震えるように…敵にゆっくりと近づきその鋭い爪で一瞬にして喉を引き裂いてみせました。

すっ…と踵を返すとイライザの元に。血が滴り落ちる彼女を抱き抱えると、そのままドボンっと川に。

血を流したまま沈んでゆくイライザとエイブ。

彼が腰に手を回し、抱きしめると

なんと、彼女の首の傷がエラになり腹部の出血も止まりました。

そのまま2人は強く抱きしめ合うと、深く深く水の底へ沈んでいくのでした。

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っと、このラストシーン。

ここもジャイルズの語りで締められるのですが…果たしてこれは事実でハッピーエンドなのでしょうか。冒頭と終わりのジャイルズの独白のような語りを聞くにこの物語はジャイルズの視点で展開されているんじゃないか?と思うんですよ。エイブの治癒能力を体験したのはジャイルズだけで、その経験則から水の底へ2人が落ちる中で「こうなっていれば」と描いたラストなんじゃないかーーー…なんて「パンズラビリンス」インセプションよろしく、考えてみると面白いですよね。もちろん、そのまま見たままの解釈だっていい筈ですよ。ただコレ、デル・トロ監督作品だぜ?とだけ言わせて下さい 笑笑

 

カットシーン騒動』

 

日本での公開にあたって、本来R18指定だったものがR15指定に変更されました。

公開前の噂では1分相当のカットが…なんて話も見かけましたが実際には一部ボカシが入るといったものでした。

もちろんコレが監督の意図には沿わない編集であったとは思いますし、無断での断行ならば許されるものでは無いと思います。

しかし、まぁ個人的な意見を言うならばシーン自体は別に問題なかったですよ。

性的な表現も多くみられる今作ですが、件のボカシシーン。おっさんのSEXのシーンなんですよ。正常位での接合部の1.2秒程のボカシ。

AVだってモザイクはいりますよ。

まぁ内容どうこうじゃあなくて、作品に対する敬意の問題だってのもよく理解できますが、

「絶対観に行かない!!!!」

なーーんて拗ねちゃうほどのこたないです。

観に行かない方がよっぽどもったいないと思いますよ。

この国でやるのには必要な処理だったんでしょう。すくなくとも今は。

変に映画通ぶって目くじら立ててしまうよりもとりあえず鑑賞してしまえば、楽しいのになぁ。と私は思うのでした。

 

『まとめ』

 

今作もたっぷりと堪能させていただきましたよ。デル・トロ・ワールド!

今までの作品と同様に素晴らしいクオリティでしたが、今までの作品とは時間の流れ方が違うように感じましたね。ゆったりと60年代のファンタジーに身を沈めるような…。心地よい時間と空間が劇場内にはありました。(客層もファーストデイの割には紳士淑女の方が多くてですね笑)

あ、そうだ。いちいち半魚人。じゃ寂しいのでブログ内で半魚人の事を勝手にエイブと呼称していますが、彼に名前は無いので勘違いなさらぬよう。

デル・トロ監督の展覧会とか、それこそデル・トロランドとかあったらいいのにな。とか思いますね。それほどに彼の世界は素晴らしい。

 

そろそろ語彙が寂しくなってきました。

では今回はこのへんで。

閲覧ありがとうございました!

 

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グレイテスト・ショーマン

こんにちは!ドロです!

早速観に行ってきましたよ。

グレイテスト・ショーマン

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舞台は19世紀アメリカはニューヨーク。

バーナム(ヒュー・ジャックマン)幼い頃、仕立て屋の息子として貧しい日々を過ごしてきました。裕福な家庭ハリエット家に父親と一緒に仕立屋として出入りしてます。そこでバーナムはハリエット家の娘であるチャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)と恋に落ちるのです。身分の差など、幼い2人には些細な問題です。

やがて、時が経ち大人になった2人は結婚し2人の女の子をもうけます。

貧しくも幸せな日々はそう長くは続きませんでした。バーナムの勤めていた会社が倒産、職を失ってしまうのです。このままではいけません。家族を救わねばなりません。

そして何より自分の夢の為に、輝く未来に向かってバーナムは一計を案じます。家族の誰も想だにしなかった転職です。

 

博物館を買い取り「奇抜なもの」を見世物にしたのです。ギロチンや蝋人形、遥か遠くの国の動物の剥製。どれも奇妙で目を引きましたがお客は家族総出の宣伝も虚しく、なかなか集まりません。

 

ある晩、眠りにつこうとする子供達がいいます。

 

「パパ。もっと奇抜なものを集めなきゃ」

「でも、生きてるものじゃないとダメよ。いま博物館にあるものはみんな死んだものだもの」

「マーメイドとか」「ユニコーンとか」

 

そこでバーナムはある事を思い出すのです。

ここからバーナムの奇想天外なショーの幕が上がり始めるのです。

 

 

 

 

ミュージカルは大好きですし、ヒュー・ジャックマンも大好きです。

これは観に行かない理由がないぞ。

 

しかし、期待が高まるのと同時に不安もありました。ジャンルや出演者は好みでも、ストーリーはどうなんだろう。と。

今までの経験からするに伝記とかのノンフィクションなどは心を動かすものはあれど、自分の中で傑作と呼べるものは少ない気がしてるんですね。(単純に映画では非現実を見たいってのもあるんですけど。)

あとはこう…暗い部分というか、ただただ明るい話は得意じゃないんですよ。青春ラブストーリーとか。殺人鬼同士のラブストーリーみたいな暗さが欲しくなっちゃうんです笑

 

ただまぁ、全く問題なかったです。

 

あんまり事前情報を仕入れずに鑑賞にあたったこともあり、幸いしたのが主人公のP.Tバーナムが経営するのは「フリークショー」だったって事です!

 

『奇想天外のサーカス』

 

いやぁ大好き!!

日本でいう所の見世物小屋ですね。髭女、蛇男、狼少年、軟体人間etc..

今の中高生とかしらないかも。

 

かくゆう私も、中学生の頃ダレン・シャンで存在を初めて知ったんですが笑

現代の世を生きる私達にしてみれば最早これはファンタジーに近い。と同時に暗く、後ろめたさのあるエッセンスが物語に落ちてきましたね。

 

フリークスである彼等がまたこの上なく魅力的で、今まで否定されてきた人生がバーナムの手によって肯定され、居場所を与えられるんです。ましてやスターです。これはX-MENハヤブサが守る家」にも通づるところがありますね。しかし、いつの時代も醜いものが脚光を浴び、賛美を受けるとまた別の場所に影が落ちるんですね。

彼等を否定する人間たちが現れるのです。

一定数の人間は自分の理解の範疇を超えたものに出会うと排除しようとするんです。小さいヤツらです。

それはこの物語でも同じ。

フリークショーで成功を収めたバーナムの元に新たな壁が立ち塞がるのです。

バーナムはそして団員たちはこれにどう立ち向かっていくのか。

(歌詞はないんですが、団員達を集めるシーンがすごい好きでした。音楽もそうですが家族や団員の絆が強まっていくような描写がたまらなかった!)

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『流れるようなテンポ』

 

ミュージカルってこともあり、テンポは大事ですよね。それにしてもカメラワークと時間の経過の表現が流れるようなシームレスで素晴らしい。

話の流れに無駄な箇所が一個もないんです。

しかし、そのテンポの良さが災いして、家族をはじめ特に団員達にバーナムが介入していくシーンが少なく感じましたね。ここまでの絆を、関係性をどうやって築いたの??なんて思うかもしれませんが、そんなのはミュージカルシーンで全部語られていますよ。皆の表情を見ていればわかること、わざわざ説明的に語らなくとも気持ちを汲みとれるシーンはいくつもありますからね。

私は全編ずーっと心打たれていて半ベソ状態をキープしていたくらいです。笑

それでも欲を言えばもっと劇団員達との絡みが観たかったのは間違いないです。個々にフィーチャーしてバーナムと絡ませる。もっと尺伸ばしてもこのテンポ感なら中弛みはしないと思いますね。

そんなこんなで、もっとみたい!!ってなところで綺麗に終わってしまうんです。いい具合に余韻に浸れて最高ですね。

 

『圧倒のミュージカルパート』

 

ミュージカルパートは「ラ・ラ・ランド」で歌曲賞を受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが担当しています。

 

一番好きな曲はヒューとザックが歌いあげる「The Other Side」ですね。バーナムがフィリップをスカウトするシーンなんですが2人がカッコいいのなんの。アップテンポなリズムに乗ってバーカウンターにて繰り広げられるダンスはスピーディーでスタイリッシュ2人のクールな演技も相まって女子必見!眼福の至りですよ笑

 

次に冒頭やラストで歌われる

「The Greatest Show」バーナムのサーカスの様子をこの曲に乗せて披露するんですが、間違いなく冒頭で心をがっちりと掴まれますね。

虜になったあとに、バーナムの幼少期から物語が始まるんですが、彼の物語が気になること必至ですよね。冒頭とラストに用意されてることからも製作陣側からしてもかなり力を入れていると思います。フリークショーの高揚感や客の沸き立つ様子がガツンと伝わってくる迫力のある曲ですね。

 

あとは「This Is Me」

髭女ことセティ(カーラ・セトル)がメインとなり劇団員が声を揃えて歌いあげる曲です。彼女の歌唱力と容姿に目をつけて勧誘したバーナムでしたが、ここで彼女の魅力が如何なく発揮されます。いままで差別され偏見の目で見られたフリークスの彼等が「これが私!」だと世間に叫ぶのです。何にも負けまいと歌い、踊る彼等の姿はとても力強く、絶対的な意思を感じました。歌詞の内容も相まって、感涙ものです。

 

他の曲も素晴らしいものばかりで、この映画に絶対に必要なものだったでしょう。ミュージカルパートをみるだけでも価値があると思います。ただ少し欲をいうならもう少し曲に19世紀のエッセンスが欲しかったような気がします。前時代的な道具で現代の曲にアレンジするようなアプローチもカッコいいんじゃないかな?と思いました。

 

『1番の幸せとは』

 

バーナムは興行的にも成功を収め、上流階級の仲間入りを果たし、かつての雪辱をも晴らします。一見すると彼は成功者で間違いないでしょう。しかし、彼は栄光を求めるあまりに結果的に一度全てを失うことになります。仲間達も家族も名誉も富も。

 

しかし、我に返って振り返った時にそこにあったのは栄光でも名誉でも富でもなく、かけがえのない家族と仲間たちでした。

 

どんな裕福な環境にいたところで、いくらお金を稼いだところで心は満足しないんでしょうね。途中で引き抜き、仲間になるフィリップ(ザック・エフロン)もかつては劇作家として大成功を収めており当初はバーナムの誘いにも非協力的でした。しかし、劇団員のアニー(ゼンディヤ)との恋をキッカケにマイノリティであることの問題を超えて本当に大切なものに気付くのです。

これはバーナムも同じで、過ちを侵して初めてかつて他の人達に与えてきたものに逆に気づからされるのです。

バーナムは自分の生き様ともいえる『グレイテスト・ショー』をフィリップに託し、家族の元に向かうのでした。

 

このテーマだって何千、何万と繰り返されていると思うんですが胸を打ちますね。

人間とはそれ程に忘れっぽいんでしょうね。

何度だって同じ間違いをしますが、それでも何度だって間違いに気づけるし、より良い道を選ぶことだってできます。大切なのは本当に大事なものを決して離さないことですね。

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『バーナムの偉業』

 

映画本編で気付くのですが、まだサーカスというものがアメリカには定着してなかった時代なのかなと。今では巨大なテントや像にライオンなんか普通ですが、どうやらここら辺を開拓したのがこのバーナムらしいですね。鉄道を使っての劇団の移動などもバーナムが初めて用いたようです。他にもバーナム効果などの語源の由来もこの人にあるようで、素晴らしい発想力や観察眼の持ち主であったことが伺えますね。まさにグレイテスト・ショーマンだったのだなと、彼のことが更に気になってきました。伝記なども出版されているようですからこの機会に読んでみるのも楽しいかもしれませんね。

 

『まとめ』

 

このまとめって実はまとめじゃなくて、あとがきですよね。

 

はい。非常に楽しい時間が過ごせました

グレイテスト・ショーマン

4000文字も書くのは久々ですよ笑

X-MEN」「プレステージ」「レ・ミゼラブルまだまだたくさん。ヒューは間違いなく一流の役者にして、エンターテイナーですよね。

ウルヴァリンのイメージが強い彼ですが、全く異なる役柄の優しくも野心家で光を追い続けるバーナムを見事、違和感なく演じていました。

ヒューを筆頭に他の役者の方々も素晴らしかったです。

映画的にもマイノリティにおける、差別や偏見のテーマは個人的に好きなもので、虐げられていた人達がどんどん上り詰めていくのはみていて気持ちがいいですよね。世界的にもいつか差別がなくなればいいなと思いますが、きっと難しいでしょう。だからこそこういう映画は必要ですよね。心を突き動かされて、自分とは他人を認めてあげれる人が少しでも増えたらと思います。

 

あと、ほんとどうでもいい話なんですが。

ノーランのプレステージは19世紀イギリスはロンドン。主人公の奇術師グレート・ダントンを演じるのはヒュー。一方同時代のアメリカはニュヨーク。こちらのグレートなショーマンはバーナム。演じるはヒュー。

 

なんか妙な共通点ですよね笑

 

と、ここらへんで今回はおしまいです!!

では次回をお楽しみに。

閲覧ありがとうございました!

 

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お詫びと報告。

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というものの、実はアメコミブログ『槍が降ってもアメコミが読みたい』が小学館集英社プロダクション様に『公認ブログ/公認ブロガー』として頂きまして、いまはそちらで手一杯。という状態なのです。

 

それ故に、しばらくはこちらは更新速度が落ちてしまうことをお許しください。

 

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ではでは。

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