槍が降っても映画を観たい。

映画とゲームのことを書いていきます。ツイッター @DORO_WILSON6 です。

ダンケルク

お久しぶりです。ドロです。

仕事が忙しくて、なかなかまとまった記事ができませんで…。

そんな中「ダンケルク」鑑賞してきましたー。

まるでドキュメンタリーのような映画でした。正直なことを言うと、僕はあまり楽しめなかった。と言ってもこれは単に好みの問題でして、作品としては素晴らしい出来だと思います。

僕は映画はエンターテイメントであるべきと思っているので、ドキュメンタリー系の映画はあまり観ることは多くないのですが、今回はノーラン監督作品だということで行って参りました。

 

クリストファー・ノーラン監督はクリスチャン・ベイルの「バットマンシリーズ」や渡辺謙が出演した「インセプション」などの監督もやられております。

 

この監督CG嫌いで有名でして、「まさかな…」ってなシーンもセットを使って撮影していることが多いです。今回のダンケルクでもかなり頑張ったそうです。正直、CGに見えるシーンは1つもありませんでしたね。CGの技術が向上していても、なんとなくわかるもんですが今回はわからなかったですね〜。全編CG無しだとしたら恐ろしい執念ですね。

 

そのせいか今回の没入感は物凄かったですね。映画が始まりボーッと観ていたら、急に弾丸が飛んできました。あと少しズレていたら死んでいたかもしれません…。ほんとに驚きました。その後も度々死にかけました。撃たれ、溺れ、挟まれ、爆撃され…追い込みに追い込まれ…ほんとに戦場に行ったような気さえするのです。

 

そのリアリティに、より拍車をかけていたのが、「音」だと思います。最初の弾幕による襲撃をうける時点で身体がビクッとなったと同時に感じました。「音デカくね?」と。そのシーンだけのものではなく、空爆のシーンや戦闘機のエンジン音、被弾音…。

他の映画に比べて効果音が大きく感じた、というか実際に大きかったです。劇場の問題かもしれないので一概には言えないのですが。

しかし、どちらにせよそのおかげでダンケルク追体験を、より大迫力で体感できました。

これがノーラン監督の意図的なものなら流石だと思いました。自分の命を脅かす弾丸の、耳元を掠める音が小さいわけがないですからね。

 

しかし、それにもましてこの「音」の効果による恩恵があったのは戦闘機スピットファイヤのシーンでしょう。僕はダンケルクの主人公はスピットファイヤだと思っています。エンジンの音、機銃の音、被弾時の音でさえ彼の格好良さを引き立てていました。しかし、最後のシーン、静寂に包まれるスピットファイヤ。やり切った漢の背中をみるようなそんな格好良さを感じました。このスピットファイヤのパイロットを演じるのは「MADMAX 怒りのデスロード」でおなじみのトム・ハーディ。彼は台詞のない演技で光るんでしょうか笑

 

とまぁ、106分に渡ってドイツ軍に追い込まれ続ける劇場の兵士になるわけです。その覚悟は皆様にありますか?

 

僕は無事にダンケルクから生還しましたが、帰りはストレスからか爆音からか、頭痛に苛まれながら単車に跨り、帰路につきました笑