槍が降っても映画を観たい。

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ジョン・ウィック Chapter2 ズッコケ暗殺道中

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こんにちはドロです。

今回は「ジョン・ウィックChapter2」

LOGANのレビューと文体が違うのはご愛嬌。

 

本当はジョン・ウィックChapter2レビュー書くまでも…なんて思ったのですが。1作目はすごい大好きだったので書きましょうか。

 

まず結論から言うと、1作目には遥か遠く足元にも及ばないです。

ジョン・ウィックのファンで彼の物語をもっとたくさんみたい!ってなワケでもなければ特にオススメしないですね。

 

ただ!カッコイイところもたくさんありましたからね。それだけで観るのをやめるのは勿体無い。アクション映画が好きなら楽しめますよ。

 

さて、前作で復讐を終えたやいなや、今回もジョン・ウィックは復讐に燃えるのです。復讐してたら約束破ってやり返された。許さんぞブチ殺してやる!!みたいな小学生みたいな動機。前回の沸々と湧き出る観客を煽る復讐心、ズンと心を打つ悲壮感はどこへやら。ストーリーは特に特筆すべきところはないかなぁ。

 

アクションは安定のガンフー(ガン×カンフー)ただこれ、前作と同じ。確実に頭を狙いトドメを刺す。リロードかっこいい!ただしばらくするとアレってなってきます。相手の頭を足で組んでクルッと回転して投げる。これ、多用しすぎですね。スト2のしゃがみ弱K並みの連発。

 

あと、今回のジョン・ウィックは新調した新装備があります。それがーー!防弾スーツ!!これが一番かっこいい!!被弾した弾丸はスーツに留まるんだけど、これ落とす為にジョンが胸をドンッて叩くと弾がキンッキンッて落ちる。これが不思議と男心をくすぐって仕方ないんですね。防弾スーツを翻して盾にしながらの応戦も、おぉ!かっこいい!ってなりましたね。

 

こんな、感じで戦闘を主軸に進んでいくんですがジョン・ウィックが途中から追われる身になるんですよ。まぁ序盤も追われてるんですが、ここらへんの敵さんはかっこいい。とてもかっこいい。ルビーローズ演じる緘黙の女暗殺者のアレス。超クール。f:id:DORO-WILSON:20170818213152j:image

暗殺者だけの独特の世界観を体現するコンチネンタルホテル。彼女はこの雰囲気にベストマッチする癖のあるキャラクターだった。しかし終盤、特にここで出現する中ボス的敵がチープ極まりない。ここで俺の中でジョン・ウィックChapter2は終わった。なんだよ。スモウアサシンて。悪ふざけが過ぎてるよ。

 

とまぁ…こんな感じ。一作目の良い意味で地味とも言えるハードボイルドさ、暗いフィルム感、マスタングと悲壮感に満ちた復讐劇。これをほとんど投げ捨てて2作目を出してきた。同じ監督、脚本でどうしてこうなってしまったのか、僕の好きなジョン・ウィックは一体どこへ行ってしまったのだろうか。3作目は作らなくていいです。