槍が降っても映画を観たい。

映画とゲームのことを書いていきます。ツイッター @DORO_WILSON6 です。

SPAWN

こんにちは。ドロです。

最近のアメコミブーム。

ノリにノってますね。

アメコミたいして知らなそうな人まで「MARVEL」ってTシャツ着てますね。

「MARVEL」がおしゃれコンテンツとして一人歩きし始めている傾向はあんまりよく思ってないんですが…。

これはね私が思うにアメコミ好きな人はキャラのTシャツを着るんですよ。故に「MARVEL」の文字だけの人はちょっと一歩置いてみてしまう今日この頃…。皆様いかがお過ごしでしょうか。

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今日はダークヒーロー映画「SPAWN」を紹介します。まず、認知のレベルがどれだけかわかんないのですが、アメコミをかじると必ず通る道だと思います。SPAWNことHELL SPAWN はジャンルとしてはいわゆるアメコミのヒーローですが「MARVEL」でも「DC」でもないんです。「イメージコミックス」ってとこのヒーローなんですね。この「イメージコミックス」と原作「SPAWN」の生みの親は同一人物で「トッド・マクファーレン」って方です。因みにこの雑誌、最近まで大ブームを起こしていた「ウォーキングデッド」なんかも掲載しているところですよ。

 

と、前置きもほどほどに。

「SPAWN」

●あらすじ

地獄の王マレボルギアは天界への総攻撃をしかける最終戦争の為に「HELL SPAWN」軍団を作り上げた。しかし最後の仕上げにこの軍団には唯一の総司令となる人物が必要だった。

そこでマレボルギアは地上に目を付けた。

最高レベルのCIA特殊工作員アル・シモンズだ。

彼は、妻との穏やかな生活を望み、CIAのキャリアに幕を引こうと、最後の任務に就いていた。テロリストの爆弾工場に赴き、任務完了かと思った間際、彼の上司であるウィンに裏切られ全身を火だるまにされ、爆弾工場ごと葬られてしまう。彼の妻の名を叫ぶ声も炎にのまれていった。

この事件の糸を引いていたのがマレボルギアであった。部下のクラウンに、富と権力に溺れたウィンをそそのかせ、アルを抹殺させたのである。

地獄に堕ちたアルはマレボルギアと対面する。

「お前の魂を差し出し、地獄の軍団を率いるのであれば、もう一度妻に会わせてやろう。」

アルはその条件を受け入れ現世に復活する。

しかし地上では既に5年の月日が流れていた。

そのうえ自身の姿は火だるまになった時の焼け爛れた姿。人を超越したパワーと不可思議な力。

戸惑いを感じ、不安ながらも妻の元に向うアル。しかしそこで目にしたのは、親友のテリーと再婚し、子をもうけている妻ワンダの姿であった。アルは絶望と怒りに身を震わせ、自らを破滅させたウィンに復讐を誓うのであった。

 

とまぁザッとこんな物語です。

ここからどうなっていくのかって話は是非、ご覧になって頂きたい。MARVELファンの方はパニッシャーあたりを連想するのが近いかと。

 

SPAWN は1997年の公開だったんです。

当時にしてはCGをこれでもかっ!!ってほど使用してまして、スポーンのマントやスーツ、変身シーンが超カッコいいんですよ。

ただ私が初めて SPAWN をみたのが2000年代その時ですらチラホラ酷いCGだなぁ…(主にラスト)なんて思いましたので、今の映画に馴れているとちょっと声が小さくなってしまいそうです笑

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それでも、やはり初めてスポーンを見たときの衝撃は未だに色褪せないですね。なびくマントの鮮烈な赤色。彼よりカッコいいダークヒーローを未だに見たことがありません。自分のダークヒーロー熱はSPAWNからでしょうね。

(19の時、海外で原書を買ったのがDEAD POOL, HELL SPAWN, GHOST RIDERでした。見事にダークヒーローだらけw)

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当時は原作をしらなかったので、後から分かったのですが結構原作に寄せるように頑張っていますね。SPAWNの根城となる溜まり場とかセメタリーとか、SPAWNの暗い雰囲気やアングラ感をしっかり表現してます。時代を越えて原作をみて感動しました。

 

SPAWNは正直、パニッシャーバットマンより重いです。ほんと、アルに救いがないですからね。だからこそダークヒーローとしてブレずに輝くのでしょうが。しかしやさぐれて悪の道に落ちるのではなく、一貫してSPAWNは「愛」をテーマにしています。ここが魅力なんでしょう。

 

実は昨今のヒーロブームより前にヒーロー会に新しい風を吹かせていた SPAWN。

ヒーロームービーを語るのであれば是非一度はご鑑賞頂きたい作品です。

 

●刮目ポイント

・SPAWNの変身シーン

・SPAWNの生き物の様に蠢くマント

・愛

・当時のCG技術。

 

ほぼ毎回ある余談コーナーですが、SPAWNの生みの親トッド・マクファーレントッド・マクファーレンフィギュアってのをプロデュースしていまして、またコレの出来がいいんです。「安かろう、良かろう」って感じです。

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我が家のスポーン

 

あと、近年SPAWNのリブートが噂され、ほぼ確実なものとなってきています。SPAWNを主体に置く様な作り方ではないようなんですが、更に楽しむ為の事前知識として、この97年版スポーンを見て置くのもいいと思いますよ。

 

・昔描いたファンアートです 模写

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それでは。