DEAD POOL#2 〜映画はある朝突然に〜
では、映画デッドプールについて書いていきたいと思います。いま、2作目を撮影していますね。デッドプールの誕生の物語は既に映画にしたので、前作よりボリュームアップしたデッドプールの活躍がみれると思うとワクワクしますね。
前回の記事でも書きました、デッドプールの能力をのっけから全開でカマしてきます。特にメタ。
そのまえのスタッフロールから悪ふざけ全開のスタートなんですが。
ある程度映画の雰囲気が分かってはいて映画館に足を運んでいても、このスタートにはワクワクしました。どんだけやってくれるんだろうと。
デッドプールの魅力はやはりヒーローらしからぬところなんですが、弾丸のように飛び交う軽口のなかに光る、愚直なまでの一途さ。これが1番でしょうか。パニッシャーやスポーンも近いですが、愛の為に、それだけに一直線です。まぁ頭おかしいですけど。そのあたりデッドプールの人となりは、序盤からテンポよく上手く描けていたと思います。
高い身体能力から繰り出されるユニークな(狡い)攻撃は他のヒーローは考えもしないでしょう。やってくれたぜ!とついニヤケてしまうような戦法。他のヒーローは良心や常識が咎めて出来ないことも、デッドプールは平然とやってのけます。そこにシビれる…あこ…これもデッドプールならでは。劇中でも容赦なかったですね〜。個人的に好きなシーンはスケート場のシーンですね。デッドプールが楽しそうだと観客も楽しくなります。そうじゃなくても二刀流に拳銃二丁のスタイルで行う戦闘シーンは忍者みたいでカウボーイみたいで…とても…かっこいいんですよ…中学2年生が鑑賞した日には大変なことになりそうなくらいには。(R-15の真意はここかも!)
ライアン・レイノルズ が意外とハマリ役でノリノリでしたね。声のイメージも合ってましたし、彼の代表作になるんじゃないでしょうか。
恋人のバネッサ役、モリーナ・バッカリンは凄いセクシーで、ウェイドとの濃厚かつ長尺のラブシーンは前屈みになる男性陣もいたのでは?笑 余談ですが、ここで「カレンダーガール」が流れるんですがこの曲がイヤらしく聞こえたのは初めてでした笑笑
ただ、洋画ファンやアメコミファンが歓喜する中、あまりそちら方面に明るくない方は多少の置いてけぼり感をくうと思います。(リーアムニーソンナイトメア!)ただそういう方は吹き替えで見ればよし!です。吹き替えは日本人にも分かるようにアメリカのカルチャー的な部分は例に漏れず、噛み砕いてくれているので、オススメです。ただ分かりやすいぶん。下ネタとかは字幕よりかなり過激に感じるかと思います笑
ただそれでも予習があった方がデッドプールはフルで楽しめると思います。良くも悪くもオタク向けかも。
脅しみたいになりましたが、映画の尺も長過ぎずテンポよく進む「ラブストーリー」ですので、全然普通にカップルでも楽しめますよ!多少のグロテスクと、アクの強い下ネタが大丈夫なら。
ヒーローの概念を破壊するヒーローは数多と居ますが、コミカルでシリアスでラブリーでマッドネスかつスタイリッシュなヒーロー映画でデッドプールの右に出るものは無いと思います。
今はレンタルDVDはもちろん、スマートフォンなんかでも借りることが出来ます。
お金かけるのイヤだなーなんて方は是非、我が家でデッドプールグッズに囲まれながらデッドプール鑑賞会をしましょう笑笑
●おまけ
デッドプールは日本以外でも大人気でクオリティの高いファンムービーがyoutubeなんかにもゴロゴロ転がってます。最近で1番のお気に入りは https://youtu.be/ptKgRecPi1I
こちらのファンムービー!
美女と野獣の「強いぞ、ガストン」にのせてデッドプールが暴れます。くわえてあの人やあの人も…。凄い素敵なファンムービーです。是非一度みてください。
正直、デッドプールについて話を始めればキリがありません。まだ話し足りない!デッドプールファンの方はもちろん!みなさまコメントおまちしております!
お目汚し失礼致しました。
それでは次回までさようなら!
DEAD POOL #1
よぉ!俺ちゃんドッロプール!!
失礼。こんにちは、ドロです。
今回は…異色のR-15指定ヒーロームービー「DEAD POOL」です。
デッドプールってヒーロー皆さんご存知でした?紹介するように映画にもなりましたので、今や中々の知名度なんじゃないでしょうか。
僕は以前からデッドプールの大ファンでして、今や生活にグッズを何かしら身につけて過ごしていますが、未だにスパイダーマンと間違えられます。(せめてデスストロークと間違えて欲しい。)
なのでデッドプール布教の為にも丹念に紹介していきたいと思います。
なんで?そんなメンドくさい…って?いやいや、そもそもこの映画、MARVELはもちろんのこと洋楽や他の映画、アニメ、なんかを知っておかないとフルに楽しめないくらいにメタ表現が多いんですよ。
ストーリを追っていくだけでもそりゃ楽しいんですが、もう一歩踏み込んでいきたいって方は是非、画面をスクロールしてください。
※あまりに映画からかけ離れた原作関係については書かないように気をつけますが、今回はデッドプールにフォーカスした内容です。映画はDEAD POOL#2 で描いていきます。
では始めていきましょう。
●デッドプールの能力の秘密
主人公デッドプール(ウェイド・ウィルソン)
は元々は凄腕の傭兵。金さえ積まれれば何でもこなす。しかし、ある日末期ガンが発覚。その治療の為にウェポンX計画に参加する。そこで超回復能力ことヒーリングファクターを移植される(ウルヴァリンと同じ)一命は取り留めたものの、ガン細胞が暴走。全身の皮膚にまで転移してしまい狂気に陥ってしまう。自分を酷い目にあわせた奴らに復讐するために赤いスーツを身に纏い、デッドプールとして活動を始めるのだった。
以上がデッドプールの簡単な経緯。
ここ迄は皆さん映画を観ている方であれば知ってることかとおもいます。
ただデッドプール、ウルヴァリンと同じ能力にしては危機感がないし、違和感が…ってな方も多かったのでは?
実はデッドプール映画では描かれてはいないのですが、完全な不死なのです。何をしようが死にません。
それは死神デスが関係しているのです。
実験施設で狂気に陥ったウェイド。常人では見ることの出来ないデスの姿が見えるようになります。デスは絶望に暮れていたウェイドに関心を惹かれ近づきます。ウェイドにすっかりホの字のデスは「私と一緒になりたいなら死んでよね。ウェイド?」ウェイドもデスを気に入って狂ってるウェイドも「喜んで死ぬよ」ってな始末。(因みにデスは紫フードにボインがある不思議な骸骨の姿、お世辞にも一緒になりたいとは思えない)ここ迄もウェポンX計画の研究施設内でのお話なので、限られた環境の中、ウェイドは死のうとあらゆる手を画策するが、すんでの所で阻止されて中々上手くいかない。
そんな日々の中、偶然見つけたオールバックマッチョの変なスーツきた奴をみつける。Aマン(映画だとエイジャックスことフランシスの立ち位置)こいつがフランシスって呼ぶと見境なくブチ切れるってんで、映画よろしくおちょくり倒す。ついにやった!ボコボコにされて仮死状態になるウェイド。この方法でデスとの逢瀬を重ねます。すっかり相思相愛の2人。(この後なんやかんやあって研究施設は脱走する)
これをよく思わない男が一人。サノスだ。(こいつも神クラスのヴィランで惑星潰すのなんざ猪口才なってなクラスです、こんどのアベンジャーズで出てくる予定)デスを好いていたサノスはウェイドに不死の呪いをかけ、死なないようにして、デスに会えないようにしてしまうのでした。
これがデッドプールが死なない秘密。
だからデッドプールがどんな目に会おうが安心して映画を観れますねー。
あとは第四の壁を破れる。これが1番強いですね。読者や作者を認識したり、自分がコミックの住人だと理解してます。なのでメタ的な行動が出来ますが、他のキャラクター達はデッドプールは頭がおかしいから、うわ言を言うのだと思っています。この能力のせいでヒーローを皆殺しにする大惨事を引き起こしたことも…。
●デッドプールの見た目の秘密
他誌にデッドプールに似てる人いますよね?
そう、デスストロークです。
それもそのはずです。だってパクッ…オマージュなんですから。
DCコミックスのデスストローク(本名、スレイド・ウィルソン)はバットマンの宿敵で凄腕の傭兵。数多の武器を自在に操るり、自己再生能力をもち滅多な事では死ぬことはない。
おお、これは…今さっきみてきた、「デッドプールの能力」にソックリだ。名前も見た目も。
その通りです。実はデッドプールは使い捨てのキャラクターで、編集部の悪ノリで「デスストロークと親戚だったりしたらウケるww」くらいの感じで生まれたらしいのです。
スパイダーマンについての情報は少ないですが多分参考にはしていると思います。口数の多いところなんかソックリですからね。劇中では自身でスーツを製作しましたが、デッドプールはDCコミックスを愛読していたのかもしれないですね…笑
●デッドプールの声の秘密
映画版デッドプールは吹き替えを加瀬康之さんが演じました。(アイアンマンの人工知能ジャービスとヴィジョンも加瀬さんです、X-MEN zeroの時のデッドプールも加瀬さん)デッドプールの軽快さと格好良さを両立した演技で、ハマってましたね。字幕版はライアン・レイノルズ本人ですが、他のゲーム、アニメなどの作品だと声優のノーラン・ノースが多く演じています、個人的な意見ですが彼が1番デッドプールの声のハマリ役だと思っています。(大作ゲームのアンチャーテッドにて主人公のネイサンの声なども担当されています。)
●映画にでてくる小ネタ
・デッドプールの腕時計
オーストラリア生まれの子供向けアニメ「アドベンチャータイム」ちなみに、大人が観ても超面白いのでオススメ。
・ DCコミックスのヒーロー
デスストロークには触れなくても、同じくライアンレイノルズが演じた「グリーンランタン」研究施設に運ばれる際「緑のスーツにはするなよ!」ってのはこれのこと。
・X-MEN zero
あるシーンでフォーカスされるキン消しみたいな変なフィギュア 。これはX-MEN zeroにてファンに総叩きにあったデッドプール。黒歴史。
・ウルヴァリンネタ
わかりやすくぶち込みまくってましたね。説明の必要なし!笑笑
数が多くて思い出しきれないですね。
DVD見直します。
とまぁ、色々と書きましたが、映画は限られた時間の中でキャラクター達を描かなければなりません。それゆえに表現できないことも多々あります。キャラクターが気に入ったらコミックを追っかけたり、原作のルーツを調べたりすると更に楽しい発見がありますよ!
では次回はデッドプール#2
でお会いしましょう!
・おまけ
最近ナイトプールが流行っていますね。
SPAWN
こんにちは。ドロです。
最近のアメコミブーム。
ノリにノってますね。
アメコミたいして知らなそうな人まで「MARVEL」ってTシャツ着てますね。
「MARVEL」がおしゃれコンテンツとして一人歩きし始めている傾向はあんまりよく思ってないんですが…。
これはね私が思うにアメコミ好きな人はキャラのTシャツを着るんですよ。故に「MARVEL」の文字だけの人はちょっと一歩置いてみてしまう今日この頃…。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日はダークヒーロー映画「SPAWN」を紹介します。まず、認知のレベルがどれだけかわかんないのですが、アメコミをかじると必ず通る道だと思います。SPAWNことHELL SPAWN はジャンルとしてはいわゆるアメコミのヒーローですが「MARVEL」でも「DC」でもないんです。「イメージコミックス」ってとこのヒーローなんですね。この「イメージコミックス」と原作「SPAWN」の生みの親は同一人物で「トッド・マクファーレン」って方です。因みにこの雑誌、最近まで大ブームを起こしていた「ウォーキングデッド」なんかも掲載しているところですよ。
と、前置きもほどほどに。
「SPAWN」
●あらすじ
地獄の王マレボルギアは天界への総攻撃をしかける最終戦争の為に「HELL SPAWN」軍団を作り上げた。しかし最後の仕上げにこの軍団には唯一の総司令となる人物が必要だった。
そこでマレボルギアは地上に目を付けた。
最高レベルのCIA特殊工作員アル・シモンズだ。
彼は、妻との穏やかな生活を望み、CIAのキャリアに幕を引こうと、最後の任務に就いていた。テロリストの爆弾工場に赴き、任務完了かと思った間際、彼の上司であるウィンに裏切られ全身を火だるまにされ、爆弾工場ごと葬られてしまう。彼の妻の名を叫ぶ声も炎にのまれていった。
この事件の糸を引いていたのがマレボルギアであった。部下のクラウンに、富と権力に溺れたウィンをそそのかせ、アルを抹殺させたのである。
地獄に堕ちたアルはマレボルギアと対面する。
「お前の魂を差し出し、地獄の軍団を率いるのであれば、もう一度妻に会わせてやろう。」
アルはその条件を受け入れ現世に復活する。
しかし地上では既に5年の月日が流れていた。
そのうえ自身の姿は火だるまになった時の焼け爛れた姿。人を超越したパワーと不可思議な力。
戸惑いを感じ、不安ながらも妻の元に向うアル。しかしそこで目にしたのは、親友のテリーと再婚し、子をもうけている妻ワンダの姿であった。アルは絶望と怒りに身を震わせ、自らを破滅させたウィンに復讐を誓うのであった。
とまぁザッとこんな物語です。
ここからどうなっていくのかって話は是非、ご覧になって頂きたい。MARVELファンの方はパニッシャーあたりを連想するのが近いかと。
SPAWN は1997年の公開だったんです。
当時にしてはCGをこれでもかっ!!ってほど使用してまして、スポーンのマントやスーツ、変身シーンが超カッコいいんですよ。
ただ私が初めて SPAWN をみたのが2000年代その時ですらチラホラ酷いCGだなぁ…(主にラスト)なんて思いましたので、今の映画に馴れているとちょっと声が小さくなってしまいそうです笑
それでも、やはり初めてスポーンを見たときの衝撃は未だに色褪せないですね。なびくマントの鮮烈な赤色。彼よりカッコいいダークヒーローを未だに見たことがありません。自分のダークヒーロー熱はSPAWNからでしょうね。
(19の時、海外で原書を買ったのがDEAD POOL, HELL SPAWN, GHOST RIDERでした。見事にダークヒーローだらけw)
当時は原作をしらなかったので、後から分かったのですが結構原作に寄せるように頑張っていますね。SPAWNの根城となる溜まり場とかセメタリーとか、SPAWNの暗い雰囲気やアングラ感をしっかり表現してます。時代を越えて原作をみて感動しました。
SPAWNは正直、パニッシャーやバットマンより重いです。ほんと、アルに救いがないですからね。だからこそダークヒーローとしてブレずに輝くのでしょうが。しかしやさぐれて悪の道に落ちるのではなく、一貫してSPAWNは「愛」をテーマにしています。ここが魅力なんでしょう。
実は昨今のヒーロブームより前にヒーロー会に新しい風を吹かせていた SPAWN。
ヒーロームービーを語るのであれば是非一度はご鑑賞頂きたい作品です。
●刮目ポイント
・SPAWNの変身シーン
・SPAWNの生き物の様に蠢くマント
・愛
・当時のCG技術。
ほぼ毎回ある余談コーナーですが、SPAWNの生みの親トッド・マクファーレンはトッド・マクファーレンフィギュアってのをプロデュースしていまして、またコレの出来がいいんです。「安かろう、良かろう」って感じです。
我が家のスポーン
あと、近年SPAWNのリブートが噂され、ほぼ確実なものとなってきています。SPAWNを主体に置く様な作り方ではないようなんですが、更に楽しむ為の事前知識として、この97年版スポーンを見て置くのもいいと思いますよ。
・昔描いたファンアートです 模写
それでは。
ベイビードライバー
こんばんは。深夜更新なのでおはようございますかも。ドロです。
兼ねてから楽しみにしておりましたベイビードライバー。
なんたってこの映画、かの映画批評サイト「ロッテントマト」で驚異の満点フレッシュを獲得したとか!あとはミュージカル調にカーチェイス、アクション映画を仕上げてきたってコト。デミアン・チャゼル監督もたぶんビックリ。
自分はミュージカル映画もかなり好きで、もしアクション映画でクールに音楽にノれたら最高だろうなっ…てのは常々考えていました。例えば、アメ車のV8の鼓動がドラムとシンクロしたり、ギターをかき鳴らす音が、マシンガンとリズムを合わせたりとか…。まぁそんな風にボケーッ…と考えていたら、2017年ベイビードライバー。ついにやってくれましたね!エドガーライト監督!
エドガーライト監督は最初の方でアントマンの監督を降板してるんですが、ベイビードライバーを観た後だと、もし監督が最後までやり切っていたら一体どんなアントマンになったのか気になって仕方ないですね。
さて本題「ベイビードライバー」にいきましょう。シートベルトは締めなくても大丈夫。
まず言っておくと、とりあえず映画館に行こう!!観てください!これは大当たりなんてもんじゃないぜ!
「カーチェイス版ララランド」なんて声がありましたが、前半部で主人公の環境やバックボーンが描かれるので、ソコでしょうか。ミュージカルって点で分かりやすく最近注目を集めた「ララランド」を引き合いに出しているんだとは思いますが。「ララランド」感も意識して観てましたが、それを言うなら同じデミアン・チャゼル監督のセッションの方が作り的には近いなぁって感じました。
ただのっけからミュージカルですね。普通に過ごしているとアクションシーンはあまりないですよね。でも皆さんも気分に合わせて音楽を聞いたり、歩くリズムと音楽を合わせてみたりすると思います。いわゆるミュージカル然とした派手な演出じゃなくて日常に潜むミュージカル要素をうまく抜き出しています。
もちろんアクションシーンは往年のロック(ベルボトムズとかはファンクかな?)でクールに時に情熱的にキメてきます。
正直、最初の6分を過ぎてからの30分くらいは
かなり不安を感じました。結構説明的な印象を受けます。ほらドライバーだろ?すげぇだろ?ほい説明はいりマーース。って感じは否めない。ただ小さいことです。大局をみなさい…←
ただね、これベイビーよろしく、まだ選曲中なだけです。まだなんですよ。中盤ダイヤルを回してた手が止まります。
よく覚えていて下さい。
「テキーラ」が流れてる頃にはもう完全に引き込まれています。あのシーンでご飯何合食べれるんだろうか…。既にミュージカルアクションクライムムービーの虜です。グゥッーと後半にむけてボリュームが上がって行きます!ラスト!ボルテージは一気に最高潮に!!!こんな感じの展開です。音楽もテーマになってる映画なのでこの表現は我ながら良いんじゃないかと笑
前半はウォームアップかな。(冒頭6分を除いて)好き嫌いはあってもここで間違っても「つまんなそう」なんてレッテルを貼って鑑賞に臨むのは損です。まぁ、映画が終わる時「つまんない」なんて声は「ありえない」と思いますけどね。笑
映画の名を冠したライブの様ですね。観客をどーんどん巻き込んでいきます。声出し上映なら歓声が聞こえるかも。
ただね、後半ずっとあの映画の題名が頭を過るんですよ。そしたら赤いダッジ・チャレンジャーに乗った不良にも言われるんですが…。なんで言わすかな…。
これは言わないでおきます。
教えてって方は観るか、私に聞いてください笑
あとカーチェイスムービってよりはミュージカルクライムアクションです。「ワイルドスピード」みたいな現実ぶっ飛びカーアクションを望んでいくとダメですよ。でもデートにもオススメできます。普段映画見ない女性でも楽しめるかと。ラブストーリーでもあるので。
斬新なので、映画のスタイルばかりフィーチャーされてますがやっぱり人間ドラマの作りが上手いです。短く簡潔なのに熱いし、感情移入もできる。私としてはガールフレンドのデボラより育ての親、ジョーの存在が大きかったです。ベイビーの事が大事なのがよくわかりました。
恋人って存在は一瞬の熱量は確かに大きいですが、ほんとにいつも側に居てくれるのは家族だぜ?ベイビー。だからあんまり恋愛って関係性に信頼を置いてないというか笑 そのせいで気持ちが入っていきづらいんですよ。だからジョーの存在は自分の中でかなり大事でした。
「ベイビードライバー」って題名の割にはカーアクションは少なめに感じるかも。ただ厳選されたカーアクションなので、見応えはありますよ。地に足ついたスタントって感じでリアルにカッコイイ。余計な大ジャンプとか余計な大爆発とかしません。
ゲームで例えるなら「リッジレーサー」でも「ニードフォースピード」でも無いです。gtaこと「グランド・セフト・オート」ですね。最近のgtaをプレイしたことがある方は、思い出しつつ鑑賞するとまた違う楽しみ方が出来ると思いますよ。
gtaのように、取り巻きのキャラクターもクセものだらけ。最初はね魅力的にみえるんですよ〜しかしやっぱり犯罪者。このキャラクターの作り方すごい好きです。ジェイミーフォックスとかケヴィンスペイシー、見慣れた顔もいるので多少は安心感もありますが、「THE 花形」って人はいない印象なんですよ。これでこのキャラクターですよ!俳優さんはもちろん、監督の手腕でしょうね!!味方はもちろん魅力のない敵は映画の格を下げかねない。
もっとベイビー以外のキャラクターも掘り下げて見たいなって思いましたね。彼らの短編スピンオフなんかあったら凄い観たいです。ネットフリックスさんよろしく。笑
まぁやめた方がいいでしょう。映画はそれっきりだからいいんです。余計に風呂敷を広げていくいまの映像業界のスタイルは好きじゃないです。もっと観たい!!ってトコで終わらすのがいいんです。キャラクターに飽きないし、コンテンツがその方が魅力的に生き続けていく気が私はします。
ベイビードライバーは映画史に名を刻む作品になると思います。終わりはまるで例の某映画のラストシーンを彷彿としましたが、あの終わり方で安心しました。続編が作れなくもない展開ではありますが、これで終えて欲しいですね。
興奮冷めやらぬまま書き散らしてしまいましたが、皆さんも映画と音楽の新たな融合シーンを是非観に行ってきてみてください。
後悔はしないと思いますよ!!
●おまけ
小ネタもちょこちょこありました。イースターエッグって言うのかな。この手のものを探すようになるとまた映画の楽しみが増えますよね。
モロに映画オタク向けにされると語るのが忍びなくなりますが、ベイビードライバーはいやらしさがなく、オマージュを散りばめてました。
●ベイビーが回すテレビに映る映画のシーン。
おっ と思ったんですけどド忘れしましたね。
覚えている方教えて下さい。
●マスクを調達してくるシーンでハロウィンのマイケルマイヤーズのマスクとオースティンパワーのマスクのシーン。年代は上を狙ったネタですよね笑笑 今の高校生とか大学生わからない人が多いのでは?笑笑
●モンスターズインク云々のシーンは素直に笑えましたね。
ではではまた近いうちに。
次回の最新映画は「ワンダーウーマン」「ダンケルク」あたりになるかと思います。
ベイビードライバーの記事をご覧いただきありがとうございました。
コメントお待ちしてます!さようなら!
スパイダーマン ホームカミング
こんばんは。ドロです。
正直、この記事が1番書きたかった。明日は「ベイビードライバー」があるから急がないと…笑
やっぱりアメコミが好きですね自分は。書いていてとても楽しい。特にMARVEL。DCにも好きなヒーローは沢山いますがやはり、MARVEL。(イメージコミックも好きだよ!)
※ネタバレは極力避けてます。
※多少、他の映画やMARVELのネタも挟みがちです。興味があればどんどん聞いてください。嬉しいです。
さて「スパイダーマン ホームカミング」観賞してきました。今までスパイダーマンことピーターパーカーを演じてきたのが、
「監督サム・ライミ版→トビー・マグワイア」「監督マーク・ウェブ版→アンドリュー・ガーフィールド」
ってな感じで上から順に来ました。どのスパイダーマンも素晴らしい出来なんですが、今回のトム・ホランド演じる「スパイダーマン ホームカミング」は本当最高傑作といってもいい出来でしょう。トビーの頃から原作のスパイダーマン像に徐々に寄せてきてる感じはしてましたが、今回でかなりバチコーーんっとハマってきましたね。カッコ悪くはないけど少しオタクっぽくてうだつは上がらない。理想のピーター像ですね。
LOGANの時にも少し触れたかもしれないですが、スパイダーマンは小さい時から本当に大好きで、もうスパイダーマンの映画に行くってだけでワクワクしちゃうんです。その昔からのスパイディのイメージに近いスパイダーマンが出来たとあってすごい興奮しましたね。設定も歴代スパイダーマンより若いですが、それを差し引いても喋る!喋る!とまらない言葉の嵐!!これでこそスパイダーマン!戦闘中も喋る喋る!ガーフィールドの時も「おっ、軽快なトーク!」なんて思いましたがトム・ホランドすごい。煩いくらいにまくしたてる笑
あとは明るい作風。全2作は割と重いんですよ。色々。まぁサム・ライミなんかホラーのイメージ強いですし、メインテーマもダニーエルフマンですし、まぁ…ってなとこもありますけどね?今回は初めから壮大な感じってよりはポップな作り方。ティーンのスパイダーマンらしいですよ。「親愛なる隣人」って通り名がやっとスクリーンでハマるようになりましたね。スパイダーマンの魅力ってのはやはり10代の側にいるヒーローってとこなんです。みんな彼に自己投影できるんです。ヒーローだけど俺たち私達と同じなんだって。アベンジャーズみたいな雲の上のヒーローじゃなくて、いつもすぐ側にいるヒーロー。それが「親愛なる隣人 スパイダーマン」なんです。
そういった意味でも、ベン叔父さんやメイおばさんを、必要以上に絡ませなかったのはやはり英断でしょうね。さんざん殺してますからね。ベン叔父さん。
テーマが重くなるし、もういい加減ファンでなくても頭に入っているでしょう。「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってね。すごい大好きな台詞ですが、これがあるとないでは作風が大きく変わるでしょうね。
しかしそれだけでは軽いだけのティーン映画になっちまう!ここでマイケル・キートン演じるヴァルチャーですよ。いやーマイケル・キートン。バットマンやって(たまにバイオエクソシスト)バードマンやってヴァルチャーですか。翼がお好きなのかしら?
いやそんなことはさておき、いい悪役でしたねー。IMAXで観た、あの笑み!シワ!悪そう!笑原作のヴァルチャーとは真逆、超かっこいいし。笑(ショッカー…?えーっと…続けていい?)
スパイダーマンは悪役のバックボーンがいいですよね。なんかこう同情の余地を与えてくるっていうか。歴代ヴィランズを思い出してください。スパイダーマンに即死モードを選ばせたくなくなる敵役。ただあのシーンで「WARNING!!パターングリーンゴブリン!WARNING!!」って冷や汗かいた人もいたでしょう。ただこれまた凄いぞジョンワッツ監督!ヒロインのベティをこれ以上悲惨な目には合わせない男気。(ほんと彼女今回散々ですよね。グウェンよりもMJよりも)作品のテーマを必要以上に重たくしない。これは大事なことです。新生スパイダーマンなんですから。
スパイダーマンの成長を軸に置いてるんでスタークさんいい仕事してました。自分でも言ってましたが、ホント、パパの様。正直、アイアンマンくどいな。いらなくない?って思ってましたが、アイアンマンがいなくては名作になり得なかったでしょうね。
小ネタも結構挟んできましたね。
「スパイダーマンのスーツの中は皮膚がただれてるかもよ?」って旨の女の子の会話。ソイツMCUじゃないけど大丈夫??笑
「私ならソーと寝て、アイアンマンと結婚、ハルクは殺す。」ってJKの会話。凄いですよね。
アイアンマンを皮切りにアベンジャーズを中心にコミックの如くスクリーンも世界観が形成されてきました。そんななかでしか出来得ない会話ですね。なんかニヤッとします。
これからのMARVELの発展がすごい楽しみです。ただホームカミングのフラッシュをDCのフラッシュだと思ってる人いましたね。インジャスティスの看板で、「ほら、フラッシュ!!」って。もっと頑張らな。
こんな感じで振り返ってみると、LOGANの様に泣いたり、ジョン・ウィックのように復讐心に燃えたりってな、心の変化はさほど大きくはない映画なんですよ。ただちゃんとハラハラするし笑えるし、爽快なんです。これは作りの上手さですね。上映時間も絶妙な感じで「もっとスパイダーマンみせてよ!えっ…キャップ?引っ込め!!」ってな具合になるくらいに引き込まれます。
ウダウダと語ってしまいましたが、さぁ皆さんチケットを取ったら劇場に向かいましょう!明日からお休みでしょう?僕は仕事ですけどね!!
「スパイダーマン ホームカミング」
是非見てください!!
余談なんですが、今回のスパイダーマンのスーツ。すごいワクワクしませんでした?色んなウェブシューターに高機能。興奮しますよね。流石はトニースターク。体験してみたいですよね?
そんな皆様に朗報です。
すでにご存知かも知れませんが2018年にPS4のソフトでスパイダーマンがリリースされます。正直今までのスパイダーマンのゲームってのはイマイチ、パッとしない面白くないのが多いのが確かなところですが 、今回は凄いです。多くは語りません。よかったら動画をご覧になって下さい…。
ジョン・ウィック Chapter2 ズッコケ暗殺道中
こんにちはドロです。
今回は「ジョン・ウィックChapter2」
LOGANのレビューと文体が違うのはご愛嬌。
本当はジョン・ウィックChapter2レビュー書くまでも…なんて思ったのですが。1作目はすごい大好きだったので書きましょうか。
まず結論から言うと、1作目には遥か遠く足元にも及ばないです。
ジョン・ウィックのファンで彼の物語をもっとたくさんみたい!ってなワケでもなければ特にオススメしないですね。
ただ!カッコイイところもたくさんありましたからね。それだけで観るのをやめるのは勿体無い。アクション映画が好きなら楽しめますよ。
さて、前作で復讐を終えたやいなや、今回もジョン・ウィックは復讐に燃えるのです。復讐してたら約束破ってやり返された。許さんぞブチ殺してやる!!みたいな小学生みたいな動機。前回の沸々と湧き出る観客を煽る復讐心、ズンと心を打つ悲壮感はどこへやら。ストーリーは特に特筆すべきところはないかなぁ。
アクションは安定のガンフー(ガン×カンフー)ただこれ、前作と同じ。確実に頭を狙いトドメを刺す。リロードかっこいい!ただしばらくするとアレってなってきます。相手の頭を足で組んでクルッと回転して投げる。これ、多用しすぎですね。スト2のしゃがみ弱K並みの連発。
あと、今回のジョン・ウィックは新調した新装備があります。それがーー!防弾スーツ!!これが一番かっこいい!!被弾した弾丸はスーツに留まるんだけど、これ落とす為にジョンが胸をドンッて叩くと弾がキンッキンッて落ちる。これが不思議と男心をくすぐって仕方ないんですね。防弾スーツを翻して盾にしながらの応戦も、おぉ!かっこいい!ってなりましたね。
こんな、感じで戦闘を主軸に進んでいくんですがジョン・ウィックが途中から追われる身になるんですよ。まぁ序盤も追われてるんですが、ここらへんの敵さんはかっこいい。とてもかっこいい。ルビーローズ演じる緘黙の女暗殺者のアレス。超クール。
暗殺者だけの独特の世界観を体現するコンチネンタルホテル。彼女はこの雰囲気にベストマッチする癖のあるキャラクターだった。しかし終盤、特にここで出現する中ボス的敵がチープ極まりない。ここで俺の中でジョン・ウィックChapter2は終わった。なんだよ。スモウアサシンて。悪ふざけが過ぎてるよ。
とまぁ…こんな感じ。一作目の良い意味で地味とも言えるハードボイルドさ、暗いフィルム感、マスタングと悲壮感に満ちた復讐劇。これをほとんど投げ捨てて2作目を出してきた。同じ監督、脚本でどうしてこうなってしまったのか、僕の好きなジョン・ウィックは一体どこへ行ってしまったのだろうか。3作目は作らなくていいです。