槍が降っても映画を観たい。

映画とゲームのことを書いていきます。ツイッター @DORO_WILSON6 です。

SPAWN

こんにちは。ドロです。

最近のアメコミブーム。

ノリにノってますね。

アメコミたいして知らなそうな人まで「MARVEL」ってTシャツ着てますね。

「MARVEL」がおしゃれコンテンツとして一人歩きし始めている傾向はあんまりよく思ってないんですが…。

これはね私が思うにアメコミ好きな人はキャラのTシャツを着るんですよ。故に「MARVEL」の文字だけの人はちょっと一歩置いてみてしまう今日この頃…。皆様いかがお過ごしでしょうか。

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今日はダークヒーロー映画「SPAWN」を紹介します。まず、認知のレベルがどれだけかわかんないのですが、アメコミをかじると必ず通る道だと思います。SPAWNことHELL SPAWN はジャンルとしてはいわゆるアメコミのヒーローですが「MARVEL」でも「DC」でもないんです。「イメージコミックス」ってとこのヒーローなんですね。この「イメージコミックス」と原作「SPAWN」の生みの親は同一人物で「トッド・マクファーレン」って方です。因みにこの雑誌、最近まで大ブームを起こしていた「ウォーキングデッド」なんかも掲載しているところですよ。

 

と、前置きもほどほどに。

「SPAWN」

●あらすじ

地獄の王マレボルギアは天界への総攻撃をしかける最終戦争の為に「HELL SPAWN」軍団を作り上げた。しかし最後の仕上げにこの軍団には唯一の総司令となる人物が必要だった。

そこでマレボルギアは地上に目を付けた。

最高レベルのCIA特殊工作員アル・シモンズだ。

彼は、妻との穏やかな生活を望み、CIAのキャリアに幕を引こうと、最後の任務に就いていた。テロリストの爆弾工場に赴き、任務完了かと思った間際、彼の上司であるウィンに裏切られ全身を火だるまにされ、爆弾工場ごと葬られてしまう。彼の妻の名を叫ぶ声も炎にのまれていった。

この事件の糸を引いていたのがマレボルギアであった。部下のクラウンに、富と権力に溺れたウィンをそそのかせ、アルを抹殺させたのである。

地獄に堕ちたアルはマレボルギアと対面する。

「お前の魂を差し出し、地獄の軍団を率いるのであれば、もう一度妻に会わせてやろう。」

アルはその条件を受け入れ現世に復活する。

しかし地上では既に5年の月日が流れていた。

そのうえ自身の姿は火だるまになった時の焼け爛れた姿。人を超越したパワーと不可思議な力。

戸惑いを感じ、不安ながらも妻の元に向うアル。しかしそこで目にしたのは、親友のテリーと再婚し、子をもうけている妻ワンダの姿であった。アルは絶望と怒りに身を震わせ、自らを破滅させたウィンに復讐を誓うのであった。

 

とまぁザッとこんな物語です。

ここからどうなっていくのかって話は是非、ご覧になって頂きたい。MARVELファンの方はパニッシャーあたりを連想するのが近いかと。

 

SPAWN は1997年の公開だったんです。

当時にしてはCGをこれでもかっ!!ってほど使用してまして、スポーンのマントやスーツ、変身シーンが超カッコいいんですよ。

ただ私が初めて SPAWN をみたのが2000年代その時ですらチラホラ酷いCGだなぁ…(主にラスト)なんて思いましたので、今の映画に馴れているとちょっと声が小さくなってしまいそうです笑

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それでも、やはり初めてスポーンを見たときの衝撃は未だに色褪せないですね。なびくマントの鮮烈な赤色。彼よりカッコいいダークヒーローを未だに見たことがありません。自分のダークヒーロー熱はSPAWNからでしょうね。

(19の時、海外で原書を買ったのがDEAD POOL, HELL SPAWN, GHOST RIDERでした。見事にダークヒーローだらけw)

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当時は原作をしらなかったので、後から分かったのですが結構原作に寄せるように頑張っていますね。SPAWNの根城となる溜まり場とかセメタリーとか、SPAWNの暗い雰囲気やアングラ感をしっかり表現してます。時代を越えて原作をみて感動しました。

 

SPAWNは正直、パニッシャーバットマンより重いです。ほんと、アルに救いがないですからね。だからこそダークヒーローとしてブレずに輝くのでしょうが。しかしやさぐれて悪の道に落ちるのではなく、一貫してSPAWNは「愛」をテーマにしています。ここが魅力なんでしょう。

 

実は昨今のヒーロブームより前にヒーロー会に新しい風を吹かせていた SPAWN。

ヒーロームービーを語るのであれば是非一度はご鑑賞頂きたい作品です。

 

●刮目ポイント

・SPAWNの変身シーン

・SPAWNの生き物の様に蠢くマント

・愛

・当時のCG技術。

 

ほぼ毎回ある余談コーナーですが、SPAWNの生みの親トッド・マクファーレントッド・マクファーレンフィギュアってのをプロデュースしていまして、またコレの出来がいいんです。「安かろう、良かろう」って感じです。

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我が家のスポーン

 

あと、近年SPAWNのリブートが噂され、ほぼ確実なものとなってきています。SPAWNを主体に置く様な作り方ではないようなんですが、更に楽しむ為の事前知識として、この97年版スポーンを見て置くのもいいと思いますよ。

 

・昔描いたファンアートです 模写

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それでは。

 

 

 

 

 

ベイビードライバー

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こんばんは。深夜更新なのでおはようございますかも。ドロです。

兼ねてから楽しみにしておりましたベイビードライバー。

なんたってこの映画、かの映画批評サイト「ロッテントマト」で驚異の満点フレッシュを獲得したとか!あとはミュージカル調にカーチェイス、アクション映画を仕上げてきたってコト。デミアン・チャゼル監督もたぶんビックリ。

 

自分はミュージカル映画もかなり好きで、もしアクション映画でクールに音楽にノれたら最高だろうなっ…てのは常々考えていました。例えば、アメ車のV8の鼓動がドラムとシンクロしたり、ギターをかき鳴らす音が、マシンガンとリズムを合わせたりとか…。まぁそんな風にボケーッ…と考えていたら、2017年ベイビードライバー。ついにやってくれましたね!エドガーライト監督!

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エドガーライト監督は最初の方でアントマンの監督を降板してるんですが、ベイビードライバーを観た後だと、もし監督が最後までやり切っていたら一体どんなアントマンになったのか気になって仕方ないですね。

 

さて本題「ベイビードライバー」にいきましょう。シートベルトは締めなくても大丈夫。

 

まず言っておくと、とりあえず映画館に行こう!!観てください!これは大当たりなんてもんじゃないぜ!

 

「カーチェイス版ララランド」なんて声がありましたが、前半部で主人公の環境やバックボーンが描かれるので、ソコでしょうか。ミュージカルって点で分かりやすく最近注目を集めた「ララランド」を引き合いに出しているんだとは思いますが。「ララランド」感も意識して観てましたが、それを言うなら同じデミアン・チャゼル監督のセッションの方が作り的には近いなぁって感じました。

 

 ただのっけからミュージカルですね。普通に過ごしているとアクションシーンはあまりないですよね。でも皆さんも気分に合わせて音楽を聞いたり、歩くリズムと音楽を合わせてみたりすると思います。いわゆるミュージカル然とした派手な演出じゃなくて日常に潜むミュージカル要素をうまく抜き出しています。

もちろんアクションシーンは往年のロック(ベルボトムズとかはファンクかな?)でクールに時に情熱的にキメてきます。

 

正直、最初の6分を過ぎてからの30分くらいは

かなり不安を感じました。結構説明的な印象を受けます。ほらドライバーだろ?すげぇだろ?ほい説明はいりマーース。って感じは否めない。ただ小さいことです。大局をみなさい…←

 

ただね、これベイビーよろしく、まだ選曲中なだけです。まだなんですよ。中盤ダイヤルを回してた手が止まります。

 

よく覚えていて下さい。

テキーラ」が流れてる頃にはもう完全に引き込まれています。あのシーンでご飯何合食べれるんだろうか…。既にミュージカルアクションクライムムービーの虜です。グゥッーと後半にむけてボリュームが上がって行きます!ラスト!ボルテージは一気に最高潮に!!!こんな感じの展開です。音楽もテーマになってる映画なのでこの表現は我ながら良いんじゃないかと笑

 

前半はウォームアップかな。(冒頭6分を除いて)好き嫌いはあってもここで間違っても「つまんなそう」なんてレッテルを貼って鑑賞に臨むのは損です。まぁ、映画が終わる時「つまんない」なんて声は「ありえない」と思いますけどね。笑

映画の名を冠したライブの様ですね。観客をどーんどん巻き込んでいきます。声出し上映なら歓声が聞こえるかも。

 

ただね、後半ずっとあの映画の題名が頭を過るんですよ。そしたら赤いダッジ・チャレンジャーに乗った不良にも言われるんですが…。なんで言わすかな…。

これは言わないでおきます。

教えてって方は観るか、私に聞いてください笑

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あとカーチェイスムービってよりはミュージカルクライムアクションです。「ワイルドスピード」みたいな現実ぶっ飛びカーアクションを望んでいくとダメですよ。でもデートにもオススメできます。普段映画見ない女性でも楽しめるかと。ラブストーリーでもあるので。

斬新なので、映画のスタイルばかりフィーチャーされてますがやっぱり人間ドラマの作りが上手いです。短く簡潔なのに熱いし、感情移入もできる。私としてはガールフレンドのデボラより育ての親、ジョーの存在が大きかったです。ベイビーの事が大事なのがよくわかりました。

恋人って存在は一瞬の熱量は確かに大きいですが、ほんとにいつも側に居てくれるのは家族だぜ?ベイビー。だからあんまり恋愛って関係性に信頼を置いてないというか笑 そのせいで気持ちが入っていきづらいんですよ。だからジョーの存在は自分の中でかなり大事でした。

 

「ベイビードライバー」って題名の割にはカーアクションは少なめに感じるかも。ただ厳選されたカーアクションなので、見応えはありますよ。地に足ついたスタントって感じでリアルにカッコイイ。余計な大ジャンプとか余計な大爆発とかしません。

ゲームで例えるなら「リッジレーサー」でも「ニードフォースピード」でも無いです。gtaこと「グランド・セフト・オート」ですね。最近のgtaをプレイしたことがある方は、思い出しつつ鑑賞するとまた違う楽しみ方が出来ると思いますよ。

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gtaのように、取り巻きのキャラクターもクセものだらけ。最初はね魅力的にみえるんですよ〜しかしやっぱり犯罪者。このキャラクターの作り方すごい好きです。ジェイミーフォックスとかケヴィンスペイシー、見慣れた顔もいるので多少は安心感もありますが、「THE 花形」って人はいない印象なんですよ。これでこのキャラクターですよ!俳優さんはもちろん、監督の手腕でしょうね!!味方はもちろん魅力のない敵は映画の格を下げかねない。

もっとベイビー以外のキャラクターも掘り下げて見たいなって思いましたね。彼らの短編スピンオフなんかあったら凄い観たいです。ネットフリックスさんよろしく。笑

 

まぁやめた方がいいでしょう。映画はそれっきりだからいいんです。余計に風呂敷を広げていくいまの映像業界のスタイルは好きじゃないです。もっと観たい!!ってトコで終わらすのがいいんです。キャラクターに飽きないし、コンテンツがその方が魅力的に生き続けていく気が私はします。

 

ベイビードライバーは映画史に名を刻む作品になると思います。終わりはまるで例の某映画のラストシーンを彷彿としましたが、あの終わり方で安心しました。続編が作れなくもない展開ではありますが、これで終えて欲しいですね。

 

興奮冷めやらぬまま書き散らしてしまいましたが、皆さんも映画と音楽の新たな融合シーンを是非観に行ってきてみてください。

 

後悔はしないと思いますよ!!

 

 

 

●おまけ

小ネタもちょこちょこありました。イースターエッグって言うのかな。この手のものを探すようになるとまた映画の楽しみが増えますよね。
モロに映画オタク向けにされると語るのが忍びなくなりますが、ベイビードライバーはいやらしさがなく、オマージュを散りばめてました。

 

●ベイビーが回すテレビに映る映画のシーン。

おっ と思ったんですけどド忘れしましたね。

覚えている方教えて下さい。

 

●マスクを調達してくるシーンでハロウィンのマイケルマイヤーズのマスクとオースティンパワーのマスクのシーン。年代は上を狙ったネタですよね笑笑 今の高校生とか大学生わからない人が多いのでは?笑笑

 

●モンスターズインク云々のシーンは素直に笑えましたね。

 

ではではまた近いうちに。

次回の最新映画は「ワンダーウーマン」「ダンケルク」あたりになるかと思います。

 

ベイビードライバーの記事をご覧いただきありがとうございました。

 

コメントお待ちしてます!さようなら!

 

 

 

スパイダーマン ホームカミング

こんばんは。ドロです。

正直、この記事が1番書きたかった。明日は「ベイビードライバー」があるから急がないと…笑

やっぱりアメコミが好きですね自分は。書いていてとても楽しい。特にMARVEL。DCにも好きなヒーローは沢山いますがやはり、MARVEL。(イメージコミックも好きだよ!)

 

※ネタバレは極力避けてます。

※多少、他の映画やMARVELのネタも挟みがちです。興味があればどんどん聞いてください。嬉しいです。

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さて「スパイダーマン ホームカミング」観賞してきました。今までスパイダーマンことピーターパーカーを演じてきたのが、

「監督サム・ライミ版→トビー・マグワイア」「監督マーク・ウェブ版→アンドリュー・ガーフィールド

「監督ジョン・ワッツ版→トム・ホランド

ってな感じで上から順に来ました。どのスパイダーマンも素晴らしい出来なんですが、今回のトム・ホランド演じる「スパイダーマン ホームカミング」は本当最高傑作といってもいい出来でしょう。トビーの頃から原作のスパイダーマン像に徐々に寄せてきてる感じはしてましたが、今回でかなりバチコーーんっとハマってきましたね。カッコ悪くはないけど少しオタクっぽくてうだつは上がらない。理想のピーター像ですね。

 

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LOGANの時にも少し触れたかもしれないですが、スパイダーマンは小さい時から本当に大好きで、もうスパイダーマンの映画に行くってだけでワクワクしちゃうんです。その昔からのスパイディのイメージに近いスパイダーマンが出来たとあってすごい興奮しましたね。設定も歴代スパイダーマンより若いですが、それを差し引いても喋る!喋る!とまらない言葉の嵐!!これでこそスパイダーマン!戦闘中も喋る喋る!ガーフィールドの時も「おっ、軽快なトーク!」なんて思いましたがトム・ホランドすごい。煩いくらいにまくしたてる笑

あとは明るい作風。全2作は割と重いんですよ。色々。まぁサム・ライミなんかホラーのイメージ強いですし、メインテーマもダニーエルフマンですし、まぁ…ってなとこもありますけどね?今回は初めから壮大な感じってよりはポップな作り方。ティーンのスパイダーマンらしいですよ。「親愛なる隣人」って通り名がやっとスクリーンでハマるようになりましたね。スパイダーマンの魅力ってのはやはり10代の側にいるヒーローってとこなんです。みんな彼に自己投影できるんです。ヒーローだけど俺たち私達と同じなんだって。アベンジャーズみたいな雲の上のヒーローじゃなくて、いつもすぐ側にいるヒーロー。それが「親愛なる隣人 スパイダーマン」なんです。

 

そういった意味でも、ベン叔父さんやメイおばさんを、必要以上に絡ませなかったのはやはり英断でしょうね。さんざん殺してますからね。ベン叔父さん。

テーマが重くなるし、もういい加減ファンでなくても頭に入っているでしょう。「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってね。すごい大好きな台詞ですが、これがあるとないでは作風が大きく変わるでしょうね。

 

しかしそれだけでは軽いだけのティーン映画になっちまう!ここでマイケル・キートン演じるヴァルチャーですよ。いやーマイケル・キートンバットマンやって(たまにバイオエクソシスト)バードマンやってヴァルチャーですか。翼がお好きなのかしら?

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いやそんなことはさておき、いい悪役でしたねー。IMAXで観た、あの笑み!シワ!悪そう!笑原作のヴァルチャーとは真逆、超かっこいいし。笑(ショッカー…?えーっと…続けていい?)

スパイダーマンは悪役のバックボーンがいいですよね。なんかこう同情の余地を与えてくるっていうか。歴代ヴィランズを思い出してください。スパイダーマンに即死モードを選ばせたくなくなる敵役。ただあのシーンで「WARNING!!パターングリーンゴブリン!WARNING!!」って冷や汗かいた人もいたでしょう。ただこれまた凄いぞジョンワッツ監督!ヒロインのベティをこれ以上悲惨な目には合わせない男気。(ほんと彼女今回散々ですよね。グウェンよりもMJよりも)作品のテーマを必要以上に重たくしない。これは大事なことです。新生スパイダーマンなんですから。

スパイダーマンの成長を軸に置いてるんでスタークさんいい仕事してました。自分でも言ってましたが、ホント、パパの様。正直、アイアンマンくどいな。いらなくない?って思ってましたが、アイアンマンがいなくては名作になり得なかったでしょうね。

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小ネタも結構挟んできましたね。

スパイダーマンのスーツの中は皮膚がただれてるかもよ?」って旨の女の子の会話。ソイツMCUじゃないけど大丈夫??笑

「私ならソーと寝て、アイアンマンと結婚、ハルクは殺す。」ってJKの会話。凄いですよね。

アイアンマンを皮切りにアベンジャーズを中心にコミックの如くスクリーンも世界観が形成されてきました。そんななかでしか出来得ない会話ですね。なんかニヤッとします。

これからのMARVELの発展がすごい楽しみです。ただホームカミングのフラッシュをDCのフラッシュだと思ってる人いましたね。インジャスティスの看板で、「ほら、フラッシュ!!」って。もっと頑張らな。

 

こんな感じで振り返ってみると、LOGANの様に泣いたり、ジョン・ウィックのように復讐心に燃えたりってな、心の変化はさほど大きくはない映画なんですよ。ただちゃんとハラハラするし笑えるし、爽快なんです。これは作りの上手さですね。上映時間も絶妙な感じで「もっとスパイダーマンみせてよ!えっ…キャップ?引っ込め!!」ってな具合になるくらいに引き込まれます。

ウダウダと語ってしまいましたが、さぁ皆さんチケットを取ったら劇場に向かいましょう!明日からお休みでしょう?僕は仕事ですけどね!!

スパイダーマン ホームカミング」

是非見てください!!

 

余談なんですが、今回のスパイダーマンのスーツ。すごいワクワクしませんでした?色んなウェブシューターに高機能。興奮しますよね。流石はトニースターク。体験してみたいですよね?

そんな皆様に朗報です。

すでにご存知かも知れませんが2018年にPS4のソフトでスパイダーマンがリリースされます。正直今までのスパイダーマンのゲームってのはイマイチ、パッとしない面白くないのが多いのが確かなところですが 、今回は凄いです。多くは語りません。よかったら動画をご覧になって下さい…。

 https://youtu.be/WPOYnxQOJyk

 

 

ジョン・ウィック Chapter2 ズッコケ暗殺道中

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こんにちはドロです。

今回は「ジョン・ウィックChapter2」

LOGANのレビューと文体が違うのはご愛嬌。

 

本当はジョン・ウィックChapter2レビュー書くまでも…なんて思ったのですが。1作目はすごい大好きだったので書きましょうか。

 

まず結論から言うと、1作目には遥か遠く足元にも及ばないです。

ジョン・ウィックのファンで彼の物語をもっとたくさんみたい!ってなワケでもなければ特にオススメしないですね。

 

ただ!カッコイイところもたくさんありましたからね。それだけで観るのをやめるのは勿体無い。アクション映画が好きなら楽しめますよ。

 

さて、前作で復讐を終えたやいなや、今回もジョン・ウィックは復讐に燃えるのです。復讐してたら約束破ってやり返された。許さんぞブチ殺してやる!!みたいな小学生みたいな動機。前回の沸々と湧き出る観客を煽る復讐心、ズンと心を打つ悲壮感はどこへやら。ストーリーは特に特筆すべきところはないかなぁ。

 

アクションは安定のガンフー(ガン×カンフー)ただこれ、前作と同じ。確実に頭を狙いトドメを刺す。リロードかっこいい!ただしばらくするとアレってなってきます。相手の頭を足で組んでクルッと回転して投げる。これ、多用しすぎですね。スト2のしゃがみ弱K並みの連発。

 

あと、今回のジョン・ウィックは新調した新装備があります。それがーー!防弾スーツ!!これが一番かっこいい!!被弾した弾丸はスーツに留まるんだけど、これ落とす為にジョンが胸をドンッて叩くと弾がキンッキンッて落ちる。これが不思議と男心をくすぐって仕方ないんですね。防弾スーツを翻して盾にしながらの応戦も、おぉ!かっこいい!ってなりましたね。

 

こんな、感じで戦闘を主軸に進んでいくんですがジョン・ウィックが途中から追われる身になるんですよ。まぁ序盤も追われてるんですが、ここらへんの敵さんはかっこいい。とてもかっこいい。ルビーローズ演じる緘黙の女暗殺者のアレス。超クール。f:id:DORO-WILSON:20170818213152j:image

暗殺者だけの独特の世界観を体現するコンチネンタルホテル。彼女はこの雰囲気にベストマッチする癖のあるキャラクターだった。しかし終盤、特にここで出現する中ボス的敵がチープ極まりない。ここで俺の中でジョン・ウィックChapter2は終わった。なんだよ。スモウアサシンて。悪ふざけが過ぎてるよ。

 

とまぁ…こんな感じ。一作目の良い意味で地味とも言えるハードボイルドさ、暗いフィルム感、マスタングと悲壮感に満ちた復讐劇。これをほとんど投げ捨てて2作目を出してきた。同じ監督、脚本でどうしてこうなってしまったのか、僕の好きなジョン・ウィックは一体どこへ行ってしまったのだろうか。3作目は作らなくていいです。

LOGAN ありがとうウルヴァリン #1

こんにちは、ドロです。

このレビューは過去の物になってしまいますが、少しでも数を増やしていきたいので、ご了承くださいませ。

 

今回の映画は、自分の人生で数百本の映画を観てきたなかでも、この映画は歴史に残る映画。ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの最期の作品「LOGAN」だ。

ヒュー演じるウルヴァリンが最初にでてきたのは2000年公開の「X-MEN」この時だとまだ8歳なので、今では大好きなアメコミはもちろん、ウルヴァリンの存在すら知らない。因みにいまやアベンジャーズで超有名な「ハルク」の単体作品が2003年(これは映画館に行って観ました。下敷きもまだ残ってる!)これを鑑みると、「X-MEN」のアメコミ界での立ち位置がそれなりだってわかると思う。

しかしその2年後2002年に「MARVEL vs CAPCOM2」がPS2でリリースされた。この時がウルヴァリンとは初めての出会い。(スパイダーマンやヴェノムなんかは幼稚園児くらいの時にマヴカプの1作目で会ってる。現代っ子すごい!)

それからレンタルでX-MENを観たのが暫くしてからのこと。少なくとも、10年来のファンだ。そんなヒュージャックマンのウルヴァリンの歴史が終わるとなっては、いてもたってもいられなかった。

前置きとして
⚫︎X-MEN
ミュータントを集めたヒーローチーム

⚫︎ウルヴァリン(ローガン)
超回復能力とアダマンチウムクローをもっていてすごい強い。不老不死だったが今作では…

⚫︎プロフェッサーX(チャールズ・エグザビア)ウルヴァリンの恩師。凄まじい念動力を使う。老いさらばえ制御は効かなくなりつつある。

⚫︎ラウラ(X-23)
ウルヴァリンの前に突如現れた少女。
何か重大な秘密をかかえている。

今回はDead Pool を除くX-MENシリーズでは初めてのR-15指定作品だ。もともとウルヴァリンのイメージを、その通りに再現するのであればR-15は避けらないし、自分にとっては待ちに待った展開だった。

老いさらばえたウルヴァリンをみて寂しく思ったのも束の間、映画が始まって数分足らずでR-15のウルヴァリンをみせつけられた。圧倒された。既にこの時点で作品の中にぐいっと引き込まれた。(因みに封切り当日、もちろん23番目の席に着いた。X列はないのが残念。)

アクションは勿論素晴らしいが、肝はそこじゃない。これは親子の物語。プロフェッサーとウルヴァリンもそう。ウルヴァリンとラウラもそう。ただのアメコミムービーとは一線を画す。アメコミムービーというより、ロードムービーなのだ。
近い映画をあげるなら「レオン」や「グラン・トリノ」、「パーフェクトワールド」のそれだ。
アメコミに興味が無くてもクリント・イーストウッドの作品が好きな人は観た方がいい。笑
ただX-MENの1作目だけは観てから映画館に足を運んで欲しい。あくまで「LOGAN」はシリーズもの。そのほうが絶対に楽しめる。何故、ウルヴァリンはこんなに人を煙たがり孤独に向かおうとするのか?サリバン?プロフェッサーって何者?ウェポンX計画?などなど、シリーズを追えば追うほど「LOGAN」の素晴らしいストーリーが自然と頭に入ってくるから。逆にあとからシリーズを観てみるのもいいかもしれない。

*ネタバレ注意

最後のラウラが墓標を傾けるシーン。
これはX-MENを知らなければなにもわからないからだ。自分はここで既に止まらなかった涙が更に止まらなくなってしまった。

今回はヒュー演じるウルヴァリンの最期。だが心の何処かで、アクション映画しかりアメコミ映画のスタッフロール後の「よくある演出」を期待してはいた。だがそんなものなかったし、なくて良かった。これで終わりだ。
ありがとうローガン。
ありがとうヒュー。

あまり立派な文章は書けないので、魅力が伝えられるか心配だけれど、ほんとに素晴らしい映画だったから是非みんなにも観て欲しい。
良かったって人はコミック版LOGANと言ってもいい、「WOLVALIN OLD MAN LOGAN」もおすすめ。

 

次回予告

影に潜み確実に死を運ぶ彼は死神か。

構えた銃は的確に頭を撃ち抜くのだ。

復讐に身を捧げた男に安息の日はこない。

次回「ジョン・ウィック Chapter2」

獲物はお前だ。

 

初めまして!

初めましてドロと申します。

映画とゲームのレビューブログ
「槍が降っても映画を観たい。」初めました

 

映画鑑賞とゲームとバイクとイラスト制作を生きる糧としています。少し筋トレもします。

映画、ゲームに関してはそこそこ話せるほうだと思います。

 

基本的には映画についてが多くなると思いまが、昨今ゲームも映画並みのクオリティ。プレイできる映画みたいな作品も非常に多いです。

ゲームは子供の玩具って時代は終わりつつありますね。このブログを機に映画やゲームに、興味をもって頂けたらいいなと思います。